しちゃいました

□彼女になれますか
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「名無しおはよ」

「あ、おはようございます」


楽屋に入ると彩さんが1番に気づいてくれた

今日もかっこいいな…


「なんや元気あらへんやん
風邪ひいたん?」

「ちょっ、」

「熱はあらへんなぁ」

「だ、大丈夫ですっ!」

「でも赤いで?」


コツンとおでこが触れ合って目の前には彩さんの顔
こんなん照れて誰でも赤くなるわ!

彩さんはなんも気にしてへんように普通に心配してくれるけど…


「ほんまに大丈夫なんで!」

「んーあかんかったらすぐ言うんやで?」

「はい」

「ほんなら今日も頑張ろな!」


彩さんと話すと他のメンバーたちの目線が痛いくらい刺さるからわりと話されへん

みんなに人気やもんな、彩さん

私も好きやけど、恥ずかしくて他の子たちみたいにアタックなんかできひん












「名無しおはよ」

「おはようございます」


また今日も彩さんが1番に気づいてくれた。

さすがキャプテンやな、視野が広い


「今日制服なんや」

「あ、午前中授業出てたんで」

「制服かわいいな」

「っー」

「照れた?笑」


恥ずかしくて俯くと彩さんが顔を覗き込んできた

ちかい…


「照れてないです!
てか、近いです!!」

「わりぃわりぃ
ほんなら今日も頑張ろな!」

「はい」


彩さんはそのまま里香さんのところ行った

仲良くてええなぁ


「なぁ」

「あ、おはよう」

「そんなことええねん」


あー。
この子彩さんのこと好きって有名やもんな


「ちょっと来いや」

「え、ちょっ!」


まだ荷物置いてへんのに…

これ以上怒りを買いたくないし、ついて行くけど、、


「彩さんに媚び売らんといてくれへん?」

「別に売ってへんけど…」

「気づいてへんの?彩さんに嫌われとるって」

「ぇ。」

「気づいてへんかったんや。
彩さんが可哀想やから近づかんといてあげて」

「…うん」

「それと、制服キモいだけやからさっさ着替えてな」


そー言って帰っていった。

なんで私そこまで言われなあかんの…


「名無し」

「ぁ、」


彩さん…

なんでこーゆー時に来るかな。


「撮影、押しとるんやって」

「そーですか」

「何してたん?」

「別に
先に戻りますね」

「ちょ、名無し!」


また言われるのもいややし、何されるか分からへんから彩さんから逃げて楽屋に戻った
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