しちゃいました

□可愛いあの子
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「USJにやって来ましたぁー!!」

「「「いぇーーい!!」」」


向こうで司会者と盛り上がっとる名無し、美瑠、朱里、あーぽん、三田の5人

AKBINGOの企画でグループデートをするってなって、NMBの10人集められてUSJでロケなんやけど、グループデートって…


「では男性陣に登場していただきましょう!」

「「「きゃーーー!!」」」


男性陣ってただ男装しただけやし…


ちなみにこっちは岸野、百花、愛梨、あんちゅ、あたしの5人


「三田、どーですか?」

「かっこいいです」


コーフン気味の三田に振る司会者。

やっぱりきゃーって言われるのは嫌やないし、嬉しい

相手にあたしの好きな名無しもおるし頑張らな
これを機会にあたしのこと好きになってくれたらええんやけど…












「ハリウッドドリーム行こーや!」

「ええなぁ、行こ行こ!」


司会者さんたちとはわかれて10人でまわることになって、みんなで乗り物を目指して歩いた


「名無しちゃん、絶叫苦手やなかったっけ?」

「せやねん。
朱里ちゃん一緒に乗ろーやー」

「男女で乗ってくださいって言われたやろ?」

「せやけど…」


あたしの前を歩いとる名無しと朱里の会話を聞いてチャンスやん!なんて思ったけど、あくまでも平常心を保つ


「名無しちゃん、ほんなら一緒に乗る?」

「んー私とでええの?」

「ええよ、乗ろーや!」

「うん!
愛梨ちゃんありがとな!」


先越された…

笑いながら見てくる朱里に口パクでどんまいって言われた


「楽しかったなぁ!」

「めっちゃ気持ちよかった!」


ハリウッドドリームが終わってとりあえず被り物買うかってなってショップに入った


「名無しちゃんずっと手握ってきたわ笑」

「やって苦手なんやもん!!」


手、握られたんや…

あたしと乗っとっても握られたんやろーか


「名無し」

「ん?」

「これやる」

「え、ええの?」

「あんたに似合うやろ」

「ありがとぉ」


百花に被せられとったのはモッピーの被り物

似合いすぎやろ

てか、あたし全然やん!


「次何行くー?」

「スパイダーマン!」

「もぉ?」

「私、スパイダーマン乗りたかってん!!」


名無しがスパイダーマンをめっちゃ推すから行くかってなってスパイダーマンまで行った


「名無し、それ似合ってるやん」

「ほんま?ももちゃんが買ってくれてん」

「名無しっぽい」

「えへへ」


名無しの隣を歩いて似合うやんって言えば嬉しそうに笑った


「彩、次隣座ろーな?」

「せやな」

「…さっき彩から誘ってもらうの待ってたんやで?」

「え?」

「スパイダーマンやぁ!!
朱里ちゃん、写真撮って!!」


なにいまの…

不意にそんなこと言われたら頭回らへんし、、


「スパイダーマンもう1回行きたいなぁ」

「また後で時間があったらな」

「里香ちゃんのいじわる。」


結果名無しの隣には座られへんくて、名無しの後ろやった


まぁ、並んどったのが離れとったからそーなるとおもったけど…


「次はジェラシックパークー!!」

「ええやん!行きたい!」

「名無しはなんでもええんかい笑」

「ハリウッドドリームやなかったなんでもええ笑」


ジェラシックパークかぁ。

隣に座るチャンスはあるな


「あ、名無し!」

「彩?」

「あたしが先乗る」

「え、やけど…」

「隣、まだ座られてへんから」

「うん…」


ん?
なんやさっきとテンション違うくない?

ほんまはあたしの隣嫌とか?


「冷たい…」

「端っこやから濡れるのに」

「いや、はい…」


名無しの隣や!なんて張り切っとったんやけど、端はめっちゃ濡れるんやった…


「はい」

「え?」

「濡れたままやと風邪ひくで?
少しくらい拭かな」

「ありがとう」


名無しのポケットから出てきたハンカチを受け取って軽く拭いた

濡れてよかったかも


「名無しちゃん、次スペースファンタジーやって!」

「えーその前にご飯食べたいのにー」

「わがままか笑」

「美瑠やってお腹減ったやろ?」

「なんで美瑠やねん笑」


まぁ、そろそろお昼やしなんか食べるかってなんだかんだ名無しに甘い岸野


「名無しちゃん、はい」

「あ、あんちゅありがとう」


愛梨といい百花といいあんちゅといい、Mメンは名無しのこと好きすぎやろ

なんなら三田やって名無しのこと甘やかしすぎやし


「さや姉、名無しちゃんのこと見すぎやで」

「朱里!」


隣に座った朱里がぼそっと言うてきた


「はい、これ」

「え?
あたし、甘いの…」

「彩にやないから
名無しに渡してき?」

「あー…ありがとう」


岸野に名無しに渡せっていつの間にか買っとったスヌーピーマンを貰った


「名無し、これ」

「え、かわいい♡」

「あげる」

「ええの?」

「あたし甘いの好きやないねん」

「ふふ、ありがとう」


さっそく食べ始めた名無し

かわいい。


「あ、ももちゃん!」

「ちょ、名無しあぶないで」

「はーい」


前に座っとる百花と三田と向き合うように登っていく時に前のめりで手を振る名無し

せっかく隣に座れたのに…


「さ、彩っ」

「ん?」

「手、繋いでもいい?」

「ええよ、はい」


手を出すとぎゅっと握ってきた名無し

絶叫系ではあらへんけど、どしたんやろ?


「楽しかったなぁ!!」

「私、こーゆーの好き!」

「名無しちゃんのお気に入りかぁ笑」


好きやのになんで手握ったんやろ?

あたし的にはラッキーやったけど。


「そろそろフライングダイナソーの時間やで」

「ぇ…」

「はよ行こ!」

「いやや!」


時間指定しとるから遅れんように行かんとあかんのんやけど、名無しが断固として動こーとせーへん


「ちょ、名無し」

「いやや、ほんまに乗りたない!」

「名無しちゃん、行こ?」

「いややぁ」

「やけど、名無し1人で待たしとくのもな…」


愛梨が名無しに寄っていったけど、それでもダメらしい。


「あたしが一緒に待っとくで」

「ほんま?」

「うん
やからみんなは行ってき」

「ごめんな」


みんなを見送って名無しとショップに入った


「これ可愛い!」

「お、ええやん」

「彩やったら何色にする?」

「あたしやったら…緑かな」

「そっかぁ」

「やけど名無しやったらピンクがいいんやない?」

「ならピンクにする!」

「おう」


買ってくるねーって買いに行った名無し


あ、これ名無し好きそう

おそろで買おーかな。
けどキモいか…

いや、ばれんかったら大丈夫やない?


「お待たせー」

「あたしも買ってくるわ」

「はーい」


るんるんで帰ってきた名無しと交代で買いに行った


「彩、きてきて!」

「どしたん?」

「モッピーのラッキースポット!」

「あー笑うやつ?」

「そうそう!彩もやろ?」

「あたしはええわ
名無しだけやり?」


わかったぁって素直に始めた名無し


何%でたんやろ?


「さやか、さやか!」

「おーどーやった?」

「93%やった!」

「すごいやん」

「えへへ」


名無しは笑顔ええもんな

最年少で入ってきたけど、笑顔がよくて人懐っこくていろんな人と仲良く出来とったな


「名無しちゃーん!!」

「みんなおかえりー!!」

「めっちゃ面白かった!」

「それはよかった笑」

「なにしてたん?」

「モッピーのラッキースポットやで」

「お、何点やった?」

「93%!」


ブイッとピースをして言う名無し

かわいすぎかよ。


みんな戻ってきてもう1回スパイダーマン行きたいって名無しが言うからもう1回だけ行って入口ゲートに戻った
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