しちゃいました

□可愛いあの子
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「さぁ、運命の告白タイムです!!」


司会者はどこで見とったんやろ。


女性陣からの告白らしく、あたしらは待っとくだけらしい


「最初は吉田!」

「はい!」


朱里は岸野やろーな。

そこは聞かんでもわかるな


「岸野吉田カップル成立です!」


やっぱりな


「次は三田!」

「2人で悩んでるんですけどー…決めました!」

「どうぞ!」


三田は百花か愛梨やな


「愛梨ちゃん!」


愛梨にしたんや。

ここも安定っちゃ安定やな


「お願いします」

「えぇ!?」


まさかの愛梨が三田の手を握った

愛梨は名無し狙いやと思っとったんやけどな


「次、沖田」

「はい!」


あーぽんは百花やろーな
ずっと隣におったし


「ごめんなさい」


あー百花はあかんかぁ。

え、名無し狙い?


「次、白間!」

「はーい」


美瑠はあたしやないな
ちょっとまったもあらへんかったし、あんちゅか


「石塚白間ペア成立です!」

「やったぁ」


え、あたし指名ゼロやん。
割と自信あったんやけど…


「最後は名無し!」

「は、はい!」


名無し、まだやったんや

どーせ百花やろーな。


あれ?でもちょっと待ったあらへんかったよな…


てなると、あたし!?


「私に合わせてくれたり、わがまま聞いてくれたり、私を庇って濡れてくれたり、ドキドキしました
お願いします!」


手を出した名無し。


「こちらこそお願いします」


控えめに握ると顔を上げてぱぁっと笑顔になった名無し。


「さぁ、いかがでした?」

「楽しかったです!」

「山本はびしょ濡れになってましたけど」

「そーですね笑
でも、やっぱり楽しかったです」


無事にロケも終わり、後は名無しに渡すだけ


「バスに乗ってください」

「はーい」

「名無し、ちょっと」

「ん?どしたん?」


みんながバスに乗っとる時に名無しの腕を引いて少しだけ離れた場所に来た


「これ、あげる」

「え?」

「名無しが好きそうやなって思って」

「彩、ありがとう」

「いや、別に…」


面と向かってありがとうって微笑む名無し。

買っとってよかったな


「…これ、貰ってくれへん?」

「これって…」

「私と色違いなんやけど、いややったら全然ええんやけど」


名無しが渡してきたのはあたしが緑って言うたやつやった。

そんなん全然気付かへんかったわ


「ほしい」

「ほんまに?」

「うん
ほんまはそれもおそろいやねん」

「え、そーなん?」

「名無しとおそろいが欲しかってん」

「ふふ、私のこと好きやなぁ」

「…せやな、好きやわ」

「奇遇やなぁ
私も好きやで、彩のこと」

「え?」


そー言ってちゅっとキスをしてきた名無し


「先乗っとくな」

「ちょ、名無し!」


-END-


リクエストいただいたのに、こんなグダグダかつ、リクエスト通りにならずすみません…
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