しちゃいました

□さやももって
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百花さんが絡んでくれるのこの日だけなんかなーって思っとったら1ヶ月も続いた

先輩に話しかけられるのは嬉しいし、それが百花さんってことがもっと嬉しいんやけど、少し他のメンバーからの視線が痛い


「おはようございます」

「名無し」

「彩さん!」


今日も百花さん来るんかなって思いながら楽屋に入ると彩さんが寄ってきた


「後で話あんねん」

「え?」

「ちょっと呼ばれとるから
あそこの荷物置いとるとこにおって」

「あ、はい」


??
どしたんやろ??


「名無しちゃん、おはよ」

「おはようございます、百花さん」


彩さんに言われた通りに座っとると百花さんが来た


「これ、来る時コンビニ寄って見つけてん」

「パイの実!!」

「好きなんやろ?」

「むっちゃ好きです!」

「やと思ってた買ってきたで」

「え、くれるんですか??」

「名無しちゃんのために買ってきたんやで?」

「やばい、めっちゃ嬉しいです!」


百花さんがくれたパイの実をカバンの中に入れて彩さんが帰ってくるまで百花さんと話をした


「百花さん、私に構ってていいんですか?」

「いやなん?」

「いややないです!
むしろ嬉しい方ですけど、他にいますよね?」

「んー今は名無しちゃんがええねん」

「今はってなんですか笑」


気になっとったことを百花さんに聞くと今は私がええらしい

今はってところに引っかかるけど、百花さんは過去に何人もおったからえっか


「やって、こーやっとるといつかうちのこと好きになってくれるやろ?」

「ぇ、」

「今やってさや姉帰ってきたの気づかんとうちと話しとるやん」

「あ、彩さん!」

「名無し」

「きゃ、」


百花さんに言われて入口をみると彩さんがこっちを見て、百花さんを見るなり急いでこっちにきて百花さんと離すように私を引き寄せた

ど、ドキドキが止まれへんっ!


「百花、約束と違うやんか」

「約束ってなんやっけ?」

「昨日LINEしたやろ」

「せやっけ」


約束??

てか、こんな間近でさやももが見れるとかさやももヲタの私はテンションあがるんやけど!!


「ほんま、メンバーに手出すのやめーや」

「さや姉に言われた無いなぁ」

「あたしは本気やし」

「うちも本気やで?」

「本気なわけないやろ」

「さや姉になにがわかるん?」


やばい、変なこと言うとる場合やない…
これはほんまに喧嘩になるやつやん

どないしよ。。


「名無し、おいで」

「里香さんー…」


困って周りをキョロキョロしとると里香さんが助けに来てくれた


「はいはい、そこまでな
後輩困っとるやろ」

「百花が」

「さや姉が」

「子供みたいな喧嘩しやんの
仲直りするまで名無しはこっちな」

「はい」


里香さんに肩を抱かれてアカリンさんのところに一緒に行った


「名無しの取り合い?
まだなんか言い合っとるで?」

「うん
名無しも大変やなぁ」

「全然です!
さやももヲタからすれば最高の絵面なんで!」


言い合っとるさやももをこっそり写真撮りたいけど、里香さんたちがおるからまたの機会やなぁ

まおきゅんさんがこっそり写真撮っとるから、また後で送ってもらおう


-END-
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