しちゃいました

□女の子はみんな可愛いで
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「おい」

「あ、どしたん?」


そろそろ戻らなあかんなって思っとると彩が来た


「どしたん?やない
あんたのせいであたしまで巻き添えくらったやんか」

「まじ?」

「三田がコーフン気味にいろいろ聞いてきた」

「まおきゅん、やばかったやろ」

「やばいってもんやないで、あれは」

「そんなに?笑」

「なに言うたか知らへんけど変なこと言わんといてよ?」

「里香ちゃんたちが勝手に盛り上がっとっただけやって」

「そっか」


遅れんよーに来いやって言いながら帰ろうとする彩

最近一緒におられへんのに、すぐおらんくなろーとする…


「彩はっ!!」

「なに?」

「彩はもっと私とおりたいって思わへんの?」

「は、何言うてん」

「やってこーやって一緒におってもすぐどっか行こうとするやんか
最近もゆーりとはお泊まりするのに私のことは誘ってくれへんし」


楽屋でもゆーりゆーりってさやゆーり見せつけてくるやんか…


「お泊まりはゆーりと話が盛り上がってそのまま泊まるって感じやし」

「私とは話すことあらへんから?」

「ちゃうくて」

「なんやねん。」

「名無しのことなんもあらへんのに呼べるわけないやろ、あほ。」

「ぇ、?」

「あんたが忙しいの知っとるし、仕事も分からへんのに泊まりにこーへん?なんか聞かれへんやんか
なんかあるわけでもないのに…」


ちょ、え?
これ誰?
え、彩ってここまで可愛かったっけ?
むっちゃ女子やん
やばいやばい、にやけてきた


「キモいねん」

「や、やって…慣れてへんから、、」


そんなこと言われたら誰でもニヤけるやろ!
てか、普段言わへんのにいきなりとか心臓持たへんから!!


「名無しと一緒におりたいって思っとるで」

「やったら来たらええやん
別にベタベタするわけちゃうし、他のメンバーも薄々気づいとるし」

「名無しの周りはいろんな可愛い子おるからあたしが行かんでもええやろ」

「なんでやねん」

「やって、あたし可愛くあらへんし」

「へ?」


彩が可愛くない?

誰やねん、そんなこと言うたやつわ!!
ここまで可愛い子おらへんやろーが!
彩が可愛くなかったらみんな可愛くないやろ!!


「名無し、あたしには可愛いって言わへんもん
可愛い子みたら可愛いって出ちゃうんやろ?」

「そりゃ出るけど…」

「あたしに可愛いって言うたことあらへんし、そーゆー事やんか」


おい、自分!!
彩が可愛くないって言うたの自分やないかい!!


「ちゃうねん、そーやないねん」

「なにがやねん。」

「彩は可愛いよ
世界で1番可愛いで
どんな子も彩の次までしかいかれへんくらい彩がダントツで1番可愛い」

「っ、//」

「ほら、そんな顔するやんか」

「へ?」


やから言わへんねん。
そんな顔されたら変なスイッチ入ってしまうやろ、あほ。


「その顔をほかの人に見せたくないねん
そんな可愛い顔されたらみんな好きになっちゃうかもしれへんやんか
そしたら私のこと好きやなくなるかもしれへんやろ。」

「そ、そんな可愛くないわ!!」

「彩は気づいてへんのんよ、自分が可愛いって」

「なんやねん、いきなり可愛い連発しよってから」

「可愛いって自覚してへんらしいから教えてあげてん
彩が1番可愛いでって」

「も、もうええわ!」


抱きついてきて、わかったから。なんて顔を赤くして言われたら理性さんサヨナラやで

壁に彩を追いやって噛み付くようにキスをすると受け入れてくれたからもう止まることはできひんわ。

遅れたら私が謝りに行くから今だけは彩を独り占めさせてな


-END-
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