しちゃいました

□好きになったらどーすんねん
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「名無しさん、ここです!」

「あ、ゆーりありがとう」

「名無し隣やん」

「ぁ。」


ゆーりが隣って珍しいなぁなんて思っとると遅れて入ってきた彩がゆーりの反対に座った

こーゆー時に限ってさやゆーりの間に座らなあかんのんよな…


「彩さん、あのやつ、覚えてます?」

「覚えとる覚えとる」

「あれ、私やっと手に入れたんです!」

「え、すごいやん!!
これ終わったら見せてや」

「いいですよ!
あ、名無しさんごめんなさい」

「大丈夫やで
そのままおり?」


休憩になって席を立つとゆーりが私のところに座っとったからゆーりのところに座ることにした


「名無しちゃん!」

「愛梨ちゃん、ゆーりの隣やったん?」

「せやで
まぁ名無しちゃんはさやゆーりに気を取られて気づいてへんかったらしいけど?笑」

「ごめん笑」

「席、変わってよかったん?」

「ええよええよ
挟まれる方がつらいわ笑」

「名無しちゃん」

「え?」

「可愛いなぁ」

「なに急に笑」


横から愛梨ちゃんに抱きしめられたんやけど、離してくれそうもないし、再開するまでこのままでおることにした















「名無し」

「へ?」


収録が終わって、風にあたりたくて非常階段に行くと彩ちゃんが後ろからついて来とったらしく、背中から抱きしめられた


「彩ちゃん?どしたん?」

「べつに。」

「なーに?」

「なんもあらへん」

「彩ちゃんからなんて、珍しいやん」


てか、初めてに近い感じ?

なんかあったんかな??


「…愛梨とくっつきすぎ」

「え?」

「あたしの彼女なんやから簡単に触らせんといてや」

「彩ちゃん」

「だぁー!!」

「え、なに」


いきなり叫ぶからなんか思うやん

今度は真っ正面から強く抱きしめてきた彩ちゃん


「名無しはあたしの彼女なんやからあたしの傍におればええねん
やのに、愛梨と一緒におってから
愛梨が名無しのこと好きになったらどーすんねん!」

「ちょ、彩ちゃん!?」

「あたし以外に好きにならせんなや」

「…嫉妬?」

「なんやねん、悪いかよ。」

「んーん、可愛い」


末っ子感丸出しの彩ちゃんの頭を撫でると仔犬みたいな顔で見られた


「名無しはあたしがゆーりとおっても気にしてへんけど、あたしは気になるねん」

「ちょ、気にしてへんなんか言うてへんやん」

「え?」

「私も嫉妬で狂いそうやからなるべくみーひんようにしてんで?」

「ほんま?」

「ほんま
やけど、私よりゆーりのが彩ちゃんと気が合うし、、」

「ゆーりとは名無しの話しとっただけやで
最近名無しの可愛さがやばいって話とか」

「なんでそんな話してん!!」

「やって事実やし」

「いややぁ」

「やからゆーりとは名無しが心配すること何もあらへんよ
愛梨はわからへんけど」

「愛梨ちゃんも相談乗っとってくれただけやから
そーゆーことは一切あらへん」

「うん、信じる」


私が好きなのは彩ちゃんだけやから、なにも心配することあらへんのに


「名無し」

「ん?」


ニヤッと笑った彩ちゃんに唇を奪われた


-END-
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