しちゃいました

□好きだから?好きならば!
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「名無し生きとる??」

「生きとるー」

「死んでる笑」

「まおきゅんうるさい」

「全然怖くない笑」


ツアー初日でワクワクしながらコンサートも終盤になったとき、彩さんが卒業発表した
卒業時期は未定なものの彩さんが卒業することにはかわりない


終演後死んだようにぼーっとしとるとまおきゅんが隣に座って声をかけてきたけど、会話する気にもならへん


「彩さん、これからもっと忙しくなるな」

「ほんまうるさい」


忙しくなるのわかっとるし、このままやと卒業した後に彩さんに迷惑になるのもわかっとる。
やけど、私からは言われへんから彩さんに嫌われるしかあらへんよな…


「ぁ。」

「あ、「ゆーり!」名無し…」


彩さんのこと見とると目が合ってどーすればええか分からず近くにおったゆーりに抱きついた

やけど、抱きついて後悔
さやゆーりやから彩さんこっちくるやんか…


「名無しちゃん、話さなくていいんですか?」

「いーのいーの」


彩さんは苦笑いだけして他の人のところにいってしまった
ゆーりのところやから来ると思ったのに。


「そんなことしてると嫌われますよ?」

「嫌われる、か」


そっか、無視したら嫌うよな…


「行きましょう!」

「え、どこに」

「どこにって決まってるでしょ」

「いやや!!行きたない!!」


いいから行きますよ!なんて私の腕を掴んで彩さんのところに歩いたゆーり


「どしたん?」

「名無しちゃんがお話あるそうです」

「ないです、さようなら」

「あ、名無し!!」


彩さんに呼ばれたけど振り返らずに急いで着替えて帰った
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