しちゃいました

□大事な
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「ちょ、ななしさん!」

「名無し、どこ行くん!!」

「アントニオが連れて行かれてん!」


授業を受け取るとアントニオが他校の生徒たちに連れて行かれたのが見えて教室から出ようとするとKYに止められた


「離してや!」

「姐さんに見張っとけって言われたからむり!!」

「アントニオがやばいねん!」


あの制服のやつらの喧嘩はなんでもありやからなに出されるか分からへんのに、アントニオ1人で行ってんで

無事なわけないやろ!!


「名無し!」

「KY、ごめん」

「ごほっ…」


離してくれへんKYのお腹に1発パンチをかますと力がぬけて、そのすきに学校を飛び出した


「アントニオ!!」

「おらぁっ、」

「やれやれ」

「うっ、」

「1人で勝てるわけないやろ」


あいつらのたまり場の倉庫に行くとアントニオのライダースジャケットが落ちとって、アントニオの顔に傷と腕と足に鉄パイプで殴られたような跡があった


「おい」

「あん?お、激尾古の生徒やん」

「名無し」


自分で分かるくらい低い声が出たのが分かった

アントニオのところまで歩くと顔の傷が痛々しく見える。


「アントニオの顔、やったの誰や」

「覚えとるわけないやろ、この人数おんねんで笑」

「腕のやつは誰や」

「分かるわけないやろ」


アントニオの大事な顔傷つけたくせになにヘラヘラしとるんや


「名無し、大丈夫やから」

「アントニオは黙って」

「え、なになに?君が相手してくれんの?」

「お前らみんな、ぶっ殺す」

「名無し」


アントニオに腕を掴まれたけど、それを振り払って相手に殴りに行った


「ぐっ、」

「アントニオの顔に傷つくったのお前か?」

「ちがっ、ごほっ」

「ほんならお前か?」

「私じゃ、っ!!」


さっきまで座って見とったリーダーらしき人を参戦してきたけど、イライラが収まらずに無我夢中で拳を振り回した
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