しちゃいました

□つんつん
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「さやか!!」

「あ、おはよ」

「待っとってくれたん?」

「スタッフさんに呼ばれとるだけ」


楽屋の前に彩がおって、聞いてみるとスタッフさんに呼ばれとるらしい


「中入る?」

「いや、スタッフさんに呼ばれとるから」


ちらっと左下をみた彩。

これ、彩が嘘つく時にする癖や笑


「ほんなら私も一緒に待つー」

「ええからはよ入りーや」

「えー…
一緒におりたいのに?」

「それは…」


俯いた彩の顔を覗き込むと少しだけ赤くなっとる顔にニヤけそうになる


「あ、名無しさん!」

「怜ちゃんおはよ」

「おはようございます
今日もかっこいいですね」

「えーありがとぉ」

「名無しさんに渡したいものあるんで来てください!」


楽屋から出てきた怜ちゃんに腕を掴まれてそのまま楽屋の中に連れていかれた

彩、どーするんやろ


「これ、どーぞ!」

「なにこれ、むっちゃ美味しそう!」

「昨日食べたいって言ってたんで作りました!」

「すご!こんなん作れるんや!!」


怜ちゃんがくれたのは昨日ぼそっと呟いたプリン


「食べてみてください」

「ん、おいしい!!」

「愛情たっぷりです!」

「嬉しいわぁ」

「残りのこれもあげるんで、お家でも食べてくださいね」

「はーい」


手作りのプリンとかあんま食べへんし、新鮮な感じやなぁ


「名無し、何食べてるん?」

「プリンー」

「美瑠にも一口ちょうだい」

「はい」

「んー!!」

「美味しいやろー」

「むっちゃ美味しい!」


楽屋の隅で彩が帰ってくるのを待ちながらもらったプリンを食べとると美瑠が背中に抱きついてきたからそのままあーんをしてあげると美味しかったらしく、にこーっと笑顔になってどっかいった


「名無し」

「あ、さやかおかえり」

「ただいま」


彩が隣に座ってきて、3分の1だけ残っとるプリンを渡した


「なにこれ」

「プリン」

「もらったん?」

「うん
美味しいから食べてみて」

「おいしい」

「怜ちゃんがくれてん」

「メンバーから絶対なんかもらっとるな」

「それな笑」


結局、ほんまに美味しかったのか彩が残っとったのを全部食べてしもーた笑


「名無しさーん!!」

「はーい
ちょっと行ってくるな」


メンバーが集まっとるところに呼ばれて、彩の頭を撫でて行くと三田が興奮しながら絡んできた


「なんでそんなにイケメンなんですか!」

「えーわからへん
三田にもしたろーか?笑」

「いやいやいやいや!!」

「麻央ー」

「きゃー!!」


全力で拒否られたから後ろから抱きついて耳元で名前を呼ぶと真っ赤になる三田が面白くてメンバーとからかって、彩の所に戻った


「ただいま」

「別に帰ってこんでもええのに」

「彩さんそんなこと言わんといてー」


ほんまははよ帰ってきてほしくてずっと見てきとったのに、素直にならへん彩にぎゅっと抱きついた


「じゃま」

「えーなら離れる?」

「…寒いから離れんといて」

「ん、わかった」


彩の精一杯の甘えかな?笑
かわいすぎてニヤけそうやけど、にやけたらどっか行かれそうやからがまんがまん。


「名無しちゃん顔ー笑」

「みるきーうるさい」

「だらしなくにやけてんで」

「なっ、はなして」

「あ、さやかぁ」


我慢しとったもののやっぱりにやけとったらしく、それを聞いた彩が顔を赤くして楽屋から出ていった


「ふふ、彩ちゃんも素直になったらええのにな」

「あれが可愛いんやん」

「あーデレた」


みるきーが楽しそうに話してきたけど、彩が帰ってきたらどーやって隣に行こうか考えながらみるきーの話をなんとなく聞いた


自分で迎えに行ってもいいけど、やっぱここは彩から来てほしいし?笑


-END-


リクエストなんですけど、リクエスト通りにならなくてごめんなさい。。
ツンデレどこって感じですよね…



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