しちゃいました

□うさぎ
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「名無し寝とるやんか」

「あー…」


名無しがメンバーの子と関係をもっとるのは薄々気付いとった

やっぱ好きな子が他の子とやっとるのは知りたくないし、あたしだけを見て欲しいけど、あたしらは楽屋でも話さんくらいメンバーには不仲に見えとる


やから楽屋で5期生に誘われとる名無しを見てゆーりがあんな若い子に先越されて悔しくないんですか?なんて聞いてくるからホテルに帰ってお風呂に入って名無したちの部屋に行ってしまった


「名無しかわいそ」

「なんでやねん」

「朱里が入っとる時間で終わらしたんやろ?」

「それは…」

「好きならちゃんと言ってあげたらええのに」

「名無しもあたしに告白されたら困るやろ」

「やってみんとわからへんやろ」


朱里はあたしの気持ちを知っとるから協力はしようとしてくれるんやけど、流石に今回はひどすぎたよな…


「とりあえず名無しお風呂まだやし起こすけどさや姉はまだおるん?」

「どーしたらええと思う?」

「なんで朱里に聞くねん」

「どーしたらええかわからへん」

「そんなこと言うならやらんかったらええのに」

「やって…」

「名無しと付き合いたいん?それとも他の人とやるのをやめてほしいん?」


できれば付き合いたい。
けど、あたしの気持ちを押しすぎて同情で付き合われるのもいやや
できれば他の人とやるのはやめてほしい
好きな人が他の人の手であんなになっとるのはいややし…


「…あたしのこと好きになって欲しい」

「ならそれを名無しに伝えたらええやん」

「伝えるってどーやって」

「朱里に聞かんといてー
ほら、名無し起こすで」

「まって!!とりあえずあたし帰るから!」

「ほんまヘタレなんやから」

「うっせ。」


朱里が名無しを起こすから急いで部屋から出た

明日楽屋で顔みたらどーしたらいいんやろ
てか、伝えるってどーやったらええねん…
普通にあたしのこと好きになれとかやばいやつやん


「わからへん」















「起きとったんやろ?」

「…バレとったか」

「いつから?」

「付き合いたいん?くらい」


朱里ちゃんにはなんでもお見通しやな。


「ならさや姉の気持ち聞けたやん」

「私、彩ちゃんと付き合ってもええんかな」

「両想いなんやし」

「なんか、難しいな
恋愛感情持っとってほしいって思っとったけど、いざそーなるとわからんくなる」

「とりあえずお風呂入ってゆっくり考え」

「うん」


彩ちゃんのことは好きやけど、私とは確実に釣り合わへんし。
好きやからこれ以上はあかん気がするねんな

明日楽屋であんま見んよーにせな顔に出ちゃいそうや
難しいけど、とりあえず彩ちゃんには今まで通りに接するしかないな
でも彩ちゃんから行動してきたら私断れる自信あらへんわ…


なんて、お風呂入りながら考えてしまうあたりもう重症よな


-END-


寂しいから拒まない。
誰かに求められるなら応えたい。
って感じで書いたのですが、自分でもグダグダしてるなっておもいます。。


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