しちゃいました

□25%
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「さやか、これヤバいって!!」

「大丈夫やから
あ、そこ入って」

「あぶねー笑」

「ほら大丈夫やったやろ」


彩のゲームを教えて貰いながらやっとる。
普段しやんから操作とか全然分からへんけど、ええねん

好きな人の好きなことってやりたくなるやん?


「名無しちゃん来てー」

「はーい
ちょっと行ってくるな」

「進めとってええの?」

「うん」

「わかった」


彩にゲームを返してみるきーのとこに行くと手のひらを出された


「ちょっとどれか握ってくれへん?」

「どれでもええの?」

「直感で握ってくれたらええよ」


直感って言われてもなぁ。


「これ、かな?」

「あーそれかぁ」

「これがなんなん?」

「心理テストやねん
どれ握られるかで相手に思われとることがわかるやつ」

「詳しく!!」


それは気になるやん!
もし分かったら彩の気持ちも分かるってことやろ


「名無しちゃんが握ったのは親指やから、私の事尊敬してくれとるんやろ」

「すご!当たっとるやん!」

「やろー?
因みに人差し指が恋人、中指が友達、薬指が嫌い、小指が興味なしやで」

「ちょっとやってくる!」


ゲームしとる彩のとこに行くとちょうど終わったらしい

タイミング最高やん


「さやか!」

「ん?え、なにこれ
握ればええの?」

「うん」


目をつぶって差し出した手を彩に握られるのを待った。

もし薬指握られたらどうしよう。小指でも傷つくわ。


「…ぇ。」

「え?」

「そう来たか笑」


ぎゅっと握られて目を開けるとまさかの握手状態
彩はキョトンとしとるしみるきーは笑っとる


「なにこれ」

「ふふ、まぁいっか」

「名無し?」

「なんでもなーい」


訳が分かってない彩に手を離されてみるきーのとこに行った


「分かってへんかったな」

「うん
でもええの」

「なんで?」


25%は恋人やから。


-END-



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