しちゃいました

□マーキング
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「名無し、来て!!」

「美瑠ちゃん、前見て」

「他の子が来るからはよ来て!」

「わかったから、引っ張らんといて、前向いて!」


後ろ向きで歩く美瑠に腕を引かれながら連れていかれる名無し


名無しはスタッフなんやけど、メンバーの人気がありえへんほど高い
背はそこまで高くないねんけど、優しくて、顔が良すぎる

まぁ、あたしと付き合っとるんやけどな


「わっ!!」

「ほら、やから言うたやろ」

「…名無し好き!!付き合って!!」


危ない!って思ったら、名無しの腕が美瑠を引っ張って、何とか転けずに済んだんやけど、ちゃっかり抱きつかれとるし、美瑠は堂々と告白しとるし


「で、どこ行くん?」

「ひみつ」

「あ、名無しさん!!」

「おー怜ちゃんおはよ」

「おはようございます
今日もかっこいいですね」

「怜ちゃんも可愛いで」

「えーほんなら付き合います?」


え、みんなこんなに普通に告白するん?

最近の子ってほんまに進んどるんやな…
あたしこんな堂々と告白なんかできひんかったで


「名無し、スタッフさんが呼んどったで
あたしも用があるから一緒に行こ」

「ほんま?彩ありがとう」


そろそろ止めなあかんなって思い、スタッフさんが呼んどることにして、外に連れ出した


「さやか?どこ行くん?
はよ行かな怒られるんやけど…」

「大丈夫」

「大丈夫やないねん
ほんまに怖いねんで?」


彩怒られたことないからわからへんのや、とかぶつぶつ言うとる名無しと衣装部屋にはいった


「ちゃう、から
誰も呼んでへん」

「え?」

「名無しが、捕まっとったから…」

「助けてくれたん?ありがとう」

「モテすぎやねん。」

「っ、さやか?」


名無しを壁に押し付けた

あたしより背の高い名無しに背伸びをしてキスをすると、最初はビックリしとったけど角度を変えながらしていくうちに名無しから求めてきた


「はぁっ、いきなりやなぁ」

「名無しが悪いねんで」

「ほんなら、これからのことは彩が悪いからな」

「ぇ、んっ!?」


名無しに口を塞がれながらぐるんと立場が逆になり、背中に壁のひんやりとした感覚が伝わってくる

リップ音を重ねながら、徐々に深くなり、舌が口内に入ってくれば自分から甘い声が漏れて恥ずかしくなる


「んぁ、まっ…名無しっ、」

「しーっ、声我慢できる?」

「む、りっ…でちゃう、」

「ん、ちゅーしとこーな?」


名無しの手が服の中に入ってきて、胸の真ん中で主張されとるそれを触らへんように、やわやわと揉まれ、ほしい快感が来ずにもどかしくなる


「おねがい、ちゃんと触って…」

「ちゃんとって?」

「ち、くび…」

「もーそんな誘い方どこで覚えたん?」


ちゃんと口塞いどいてなって言われ、手で口を塞ぐと、服のボタンを全て外して、ブラをたくし上げられ、片方を手で、もう片方を口に含んで、刺激してきた


「ぁっ、、ふぁ、あかっ…んんっ!!」

「気持ちいい?」

「う、…っあ!」


求めとる快感が一気に襲ってきて、ぎゅっと目をつぶると身体は限界を越えようとびくんっと波を打った


「胸だけていっちゃったな」

「はぁはぁ、あほっ…」

「こっち、いい?」

「…はやく、いれて」

「首に腕まわして」


下着も一緒にずり下ろされ、丸出しの状態で片足を名無しにあげられ言われた通り首に腕を回すと、入口を少し触った名無しの口角が上がる


「むっちゃ濡れとる」

「いう、なっ!」

「噛んでええよ」

「ぇ、んあぁぁっ、!!」


何をって聞こうとすると一気に指を入れられ、ぎゅぅっと名無しに抱きついた


「そこ、噛んで」

「あかっ、んぁっ…名無しにあとつく、ぁあん…」

「噛んだらもっと動かしてあげる」


耳元で話されただけで、下がビクビクしとるのが自分でも分かり、目の前の名無しの肩を控えめに噛んだのが合図のようにあたしの気持ちいいところをピンポイントで攻めてくる名無しを、噛む力が強くなってしまう


「んんんっ、!んーっ…」

「いっちゃう?」

「んっ、んっ…ーーっ!!」


名無しに噛み付いたままコクコク頷くと、ラストスパートに責められ、波が襲ってきて身体が大きく反り、頭が真っ白になった


「ん、はぁはぁ…
ちからっ、はいらへんっ…」

「無理させたよな?ごめんな」

「…ここ痛い?」

「彩のって印やから大丈夫
彩は身体大丈夫?」

「ん、」


少しして、服を着て名無しを連れて楽屋に戻った


「名無し遅かったやん!!」

「ごめんな」

「名無しさん、こっち来てください」


さっきまでのふにゃっとした顔の名無しとは別人かのようにいつもの笑顔の名無し


「名無し、ここどしたん?」

「あ、ほんまですよ!誰かに噛まれたんですか?」

「あー、可愛い犬に噛まれてん」


服からチラッと見えたあたしが噛んだ跡を美瑠と怜ちゃんに心配され、犬と答えた名無しにあたしの顔は一気に暑くなり朱里に心配されたけど、これだけは言われへん。


-END-



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