恋を2

□ドリアンだって好きな人くらいおるやろ
2ページ/2ページ

「菜々ちゃん、まだー?」


放課後、いつもの待ち合わせのところで朱里ちゃんと一緒に彩を待っとる


「多分、もぉすぐ来ると思うやんけど…」

「山田、お待たせ」

「彩っ!」

「朱里、お待たせ」

「里香ちゃん、なに真似しとるん」

「バレた?笑
菜々ちゃん久しぶり」

「里香ちゃん、相変わらずチャラいなぁ笑」

「山田、岸野がついて来たんやけど、なんなん?」

「あ、あのな…」


今日学校であったことを彩に説明した


「なぁ、菜々ちゃん」

「なに?」


隣におる朱里ちゃんが小声で話しかけてきた


「朱里には魅力がわからんわ」

「そんなに?」

「うん
魅力なんかあらへんやん」

「そんな言わんでもえーやんか。。」


里香ちゃんと笑いながら話しとる彩
変なところにできる皺も愛おしい


「朱里、絶対付き合えんタイプやわ…」


相変わらずズタボロに言ってくる朱里ちゃん


「んー…」

「まぁ、菜々ちゃんが好きなら否定はせんけどな!」

「もぉたくさん否定したやんか笑」


彩は私だけのプリンスやねん
彩の魅力は私だけがわかっとけばいいんや


-END-
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ