恋を2

□せんせー
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「菜々ちゃん帰ろー」

「あ、ごめん
ちょっと職員室寄らなあかんねん」


放課後、みるきーに誘われたけど、放課後は山本先生のところに行くことになっとる


「せやったん?
ならついてくー!」

「そんなん悪いって」

「ええって
彩ちゃんに呼び出されたんやろ?」

「せやけど…」

「ならついてくわ」

「わかった」


みるきーがついてきてくれることになったから変な話はできひんなぁ


「失礼します
山本先生いらっしゃいますか?」

「山田こっち」

「失礼しまーす」


奥で呼ばれて行こうとするとみるきーもついて来た


「渡辺もおるんや」

「私おったらあかんかったん?」


山本先生のところに行くとみるきーが山本先生の前に立って話し始めた


「別にそんなこと言うてへんやろ」

「だいたい、なんでわざわざ菜々ちゃんしか呼び出さへんねん」

「山田だけってわけやないやろ」

「菜々ちゃんは私との予定で忙しいんやから他の子に頼みーや」

「渡辺はなんでそんな喧嘩腰なん?」

「菜々ちゃんが可哀想やから!!」

「悪かったって
別に山田にしか頼んでへんことないんやけど、渡辺からみたらそー見えたんやろ?」

「そー見えたんやなくてそーやねん!」


私の入る隙のないくらいどんどん進んでいく話。

どーしよ…


「渡辺は山田のこと好きやな」

「やって私の菜々ちゃんやもん」

「青春やなぁ」

「やから私と菜々ちゃんの間は邪魔しやんといて」

「はいはい
山田、今日はもうええよ」

「あ、はい」


私、みるきーのになった覚えあらへんけど、、

山本先生も呆れ顔やし、みるきーだけが勝ち誇った顔をしとる。

帰ったら山本先生に電話しよーかな。


「菜々ちゃん帰ろ」

「うん」

「2人とも気をつけてな」

「さようなら」


-END-
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