恋を2

□まっかっか
1ページ/1ページ

「え、むっちゃ可愛いやん」

「もーいややぁ」

「なんで?愛菜、好きやけど」

「恥ずかしいんやけど」

「菜々顔赤いで」

「愛菜のせいや」


こんなストレートに好きって言われることないから、自分でも顔に熱が集まっとるの分かるもん。


「やまだ」

「さやねぇ?」

「ちょっと来て」

「わわ、ちょっと…」


後ろからさや姉に声をかけられて、そのまま腕を引かれて、人気の無いところまで連れて行かれた


「さや姉?」

「山田はあたしのやろ?」

「え、うん」

「なんで愛菜に照れとん」


私の顔のよこに手をついて拗ねた顔で聞いてくる


「好きって言われたら照れるやろ」

「あたしは照れへん」

「なんでよ」

「あんたが他の人で照れとるの嫌やねんけど」

「っ、」

「すぐ赤くなるやん」

「今のは彩のせいやで!」


今まであんなこと言わへんかったのにいきなり言われたら照れるやろ!


「あたしでも赤くなってくれんの」

「そりゃぁなるやろ」

「ふーん」

「なんやねん」

「可愛いな」

「なっ、!!」


なんなん!?
今まで可愛いとか言ってきたことないやんか!

私だけ照れてさや姉だけ照れへんとかずるいやろ!


「やまだ…?」


さや姉にも照れて欲しくて、私の真っ赤な顔を近づけると同じくらい真っ赤になったさや姉に唇をあわせに行った


「さやねぇやって真っ赤でかわいいで」


多分、このまま帰ったらみるきーとかに2人とも真っ赤やでっていじられるんやろーな


-END-



[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ