過去拍手文

□さやなな
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「山田、待たせてごめんな」

「彩、いきなりやけど彩の好きなところ、10個言わせてや?」

「え?」

「はい、座って」

前の席に座ってもらって話はじめた

「1つ目は嘘を隠しきれず顔に出るから癒されるなぁ」

「え…」

「さっきだって目がキョロキョロしよったし、そーゆー彩も好き」

「あ、ありがと…?」

「2つ目は彩に大丈夫やでって言われるとなんとかなるって気がする」

「まぁ、山田を安心させるために言いよるわけやしなぁ」

「3つ目は喧嘩した時に頑固なんやけど、最後は彩から謝ってくれるやん?
やから吹き出しそうになる」

「はー?
人の謝罪を聞いて吹き出すなやぁ!!」

「やって、謝ってくれる彩の顔、可愛いんやもん」

「恥ずいわ…」

「はい、4つ目!
家族や友達のことを話す時の彩の笑顔!」

「まぁ、大事なものやし…」

「里香ちゃんとかの話をしよる時の彩の笑顔、めっちゃ好きやねん」

「ならいいけど…」

「5つ目は彩がおるだけで周りの雰囲気が明るくなるから、そんな彩を守りたくなるねん」

「山田に守られるくらいなら自分でなんとかするわ笑」

「もーそんなこと言わんのー!」

「嘘やで笑
いつも守ってくれてありがとな」

「う、うん…」

「照れとる山田、いつも以上に可愛いで?」

「はっ///…何言いよるん」

「あはは笑」

「もー!!
6つ目いくよ?」

「はいよー」

「6つ目はたまに作ってくれる料理に美味しいって言ったら喜んでくれるやん
その顔を見たくて食べよったら私、太ってきたんやけど…」

「そっちの方が抱き心地気持ちいし、そのままでいいで?」

「いややぁ…」

「山田がガリガリとか想像出来んしな!」

「むぅ…」

「はい、7つ目は?」

「7つ目はめったに泣かん彩が泣いた時、その泣く姿に心掴まれるねん
涙をぬぐってあげたくなる」

「山田の涙もキュンとくるで?」

「めったに泣かんからいいのー!」

「はいはい」

「8つ目はやっぱりさりげない気遣いかなー?」

「気遣い?」

「車道側を歩いてくれるところとか!」

「あー…」

「9つ目は将来を考えとるところ!」

「ん?」

「ちゃんと夢もそれに向かってもぶれずに考えとるところ、尊敬できるで?」

「あんたの尊敬ってそんなもん?笑」

「むぅ…最後は優しいところ!!」

「それはよく言われる笑」

「見返りを求めん優しさが好きやねん」

「山田」

「ん?」

「あたしの方があんたのこと好きやわ」

「相思相愛かぁ笑」

「変な声もすべるところもちんちくりんも全部全部好きや」

「///」

「よし、帰るか」

「うん!」

彩が差し出した手を握って家路についた

-END-
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