銀魂 小説 下

□親子?兄妹?恋人同士!
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神「銀ちゃんっ!」
銀「あ?どうした」
神「今日は天気も良いしお出かけしようヨ!」
銀(…あー、別に暇だし、たまにはいいか)
銀「…わかった、新八もいないし、二人で行くか」
神「…やったネ!」

銀「で?どこか行きたいとこでもあんの?」
万事屋を出た銀時は神楽にそう聞いた。
神「んー、そう言われればな…あっ!」
すると神楽はないと言いかけ、何かを見つけたのか声を上げた。
銀「あ?」
神「銀ちゃん!ちょっと来るアル!」
グイッ
銀「おわっ!ちょっそんな引っ張んなって!」
グイグイ自分の手を引いてどこかへ行こうとする神楽に銀時も苦笑しながら言われるがまま一緒に走る。
それをたまたま通りかかった土方と沖田が見つけたが、向こうは二人に気付いていないようだった。
沖「あれ旦那とチャイナじゃねェですかィ?」
土「あぁそうだな、てか何であんなに急いでんだ?」
と、銀時たちが向かった方へ視線をうつすと…
神「銀ちゃん!これ可愛いアル!」
銀「うおっ!モッフモフじゃねェか!」
そこにはファンシーな店先に置いてあるぬいぐるみと戯れる二人の姿が…
土「なんだあれ、天使か」
沖「じゃなかったからなんていうんですかィ、女神か」
土「てか前から思ってたんだけどよ、あの二人って親子っつーより年の離れた兄弟だよな」
沖「確かにそうですねィ、俺ァ旦那がチャイナの兄貴とか言われても納得できそうな気がしまさァ、まぁ土方さんだったらアウトですけど」
土「そうか、俺だとアウトなのか、てか何でアウトなんだ、若さか?若さの差なのか?年齢は同じなのに?」
沖「だって考えてもみなせェ、瞳孔ガン開きの煙草咥えた男とあのチャイナ娘が一緒にいたら間違いなくあんた犯罪者でしょうが、それに引き換え旦那なら、あのフワフワした雰囲気と甘い匂いでチャイナ娘と並んでもなんら違和感はありやせん、むしろ違和感が仕事しやせん、「天使」という存在の前に違和感もひれ伏しやす」
土「…滅茶苦茶貶された気がするが、確かにそうだな」
土方たちがそんな会話をしているなんてつゆ知らず、銀時は神楽にぬいぐるみを買い、その店を出た。ぬいぐるみに顔を埋める神楽の隣ではにかむ銀時…
土「まさに天使、My Angel」
沖「さり気なく発音良く言っても無駄ですぜィ」
その内二人は手を繋ぎだし、神楽が何か言ったのか銀時は真っ赤になって横を向く。
そんな二人を見る町の人々の目は、まるで我が子でも見ているかのように暖かかった。
土「んーッ!可愛いすぎか!」
沖「土方さん自重しなせェ」

ーオマケー
神「ねぇ銀ちゃん、私たち恋人同士に見えるかな?」
銀「っば!見えるわけねェだろ!何歳はなれてると…!」
神「そんなん関係ないヨ、だって私銀ちゃん大好きだもん」
銀「っ!」
 

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