新米トレーナー奮闘記
□Lv.1
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「クィーン、たいあたりっ！」
「キュキュッ！」
クィーンは素早くミジュマルの元へかけていき、思いっ切りミジュマルにぶつかっていった。
「ミッ…」
ミジュマルが少しよろける。
「まだまだ！ミジュマル、しっぽをふる！」
「ミージュ！」
フリフリっと可愛らしく尻尾を振るミジュマル。
「…えっ？全くダメージないけど…」
少し困惑する私。
「図鑑を見てみなさい」
急いで図鑑を見てみる。
「あっ…クィーンの防御力が下がってる！？」
「こういう技もあるから覚えておきな！続けてたいあたり！」
「ミジュッ！」
ズドンっとミジュマルのたいあたりが炸裂する。
「ギュッ…」
よろめくクィーン。だいぶダメージを食らったようだ。
(どうしよう…このままじゃ…)
負けてしまうかもしれない。
ダメもとで図鑑を見てみる。
(クィーンの技の中になにか…あっ)
ある作戦が思い付いた。
でもきっと無理だ。できっこない。
でも…
それでも
やってみなくちゃわかんない
「くっ、クィーン！無理かもしれないけど睨みつけながらたいあたり！連続でお願い！」
「…キュイッ！」
「えぇっ！？」
ドガドガと連続でたいあたりをミジュマルに食らわせていくクィーン。
3発も打たないうちに
「ジュッ…」
ドサリ
ミジュマルが倒れた