11/10の日記
14:15
白鷲新聞、8話の小話と捕捉
---------------
8話に入りきらなかった小話です。
「あいつら遅いなぁ…。何やってんだ、やっぱり俺が行くべきだった…!」
「まあまあ、落ち着いて下さい。まさか若利に限ってそんな事は無いですよ。」
練習が終わり、体育館で妹を待つ頼薫は本気でイライラしていた。それを呼びに行った牛島を待つ1年生組が必死でなだめている。
「にしても本当にシスコンですねー。」
「おい天童っ。」
「ああ、そうだな。」
「あっさり認めた!」
さらりと認める頼薫に瀬見が声を上げる。いや普通はもうちょっと否定するもんじゃないのか。
「あいつは、しっかりしてるように見えて意外と抜けてるし脆いからな。心配になるんだよ。」
一人言のように言う頼薫に確かにそうかもと皆思った。会ってまだ一ヶ月程だが、そういう面はよく分かる。
「でも意外だったな、まさか監督に呼びに行けって言われた時、真っ先に動いたのが牛島だったなんて。」
「あーそれ思った!」
「え?何それ知らない詳しく。」
山形と天童が話す内容に頼薫が食い付く。実は、鷲匠監督は仲の良い1年生に指示を出していたのである。
ちなみに、頼薫がそれを知らないのは3年生に絡んでいたからだ。
「なんだかんだ言って、若利くんって妹さんの事気に入ってるんですよー。」
「止めろ天童っ、フラグ立てんな!お兄ちゃんは許しませんよー!!」
と、まぁ荒ぶるお兄ちゃんが書きたかっただけです。オリキャラメインですいません。
ここから捕捉です。
牛島さんは頼薫の正体を知ってほっとしたんだけれど、何故安心したのか分かってないので『驚いた』と言う表現にとどまりました。
静薫は作中のように完璧な本の虫です。でもここから口で言葉を伝える大切さを知っていきます。
もうすぐ10話なので、そろそろ他校と絡ませたいです。一応微原作沿いですので。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]