過去作

□先生
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『おはよ〜』
(おはようございまーす)


優子「なんか眠そうだねwwww」

みなみ「いつもじゃんwwww」

たかみな「失礼すぎでしょwwww


陽菜「じゃあハル出席取っといてね〜」

『なげやりすぎwwww
 じゃあ出席取るよ〜』

(はーい)



いつも眠そうにだるそうに話すのが私のクラスの副担任ハル先生

だるそうにしてても授業の時はしっかりやるギャップにやられる人もいれば

優しさで好意を抱く生徒も多い、私もその好意を抱く生徒のうちの一人。

陽菜先生が担任なんだけどいつもハル先生に全部任せてる。

私たちの学校はクラス替えがなく担任の先生も変わらないから三年間一緒で今年は最後の学生生活。

だからハル先生と一緒にいれるのも最後だからという理由で最近はハル先生に告白する生徒がたくさんいる



ちゅり「相変わらずだね〜ハル先生(笑)」

玲奈「そうだね(笑)」


ちゅりと一緒に大島さんたちと笑いながら話すハル先生を見ていた。

笑った顔は目がなくなってとても25歳とは思えないほどの少年みたいな笑顔をしている

男子からも人気があって”男が惚れる男”って前話していたのを聞いたことがある


愛李「玲奈さんはハル先生に告白しないんですか?」

玲奈「っへ?し、しないよ・・・私は遠くから眺めてるだけでいいの!」

愛李「玲奈さんかわいいんだから脈ありだとは思いますけどね〜(ニヤ)」

優香「でもハル先生って陽菜先生と付き合ってるんじゃないの?」

ちゅり「その噂すごいよね!三年間一緒にいるからありえなくもない話だし」

珠理奈「どうするの玲奈ちゃん?(笑)」

玲奈「どうするもなにも関係ないよハル先生と付き合ってるわけじゃないんだし」


それは私もすごく気になってた

ハル先生と陽菜先生はすごくお似合いだし

同い年だし陽菜先生は美人だしスタイルだっていいし勝ち目がない・・・



『じゃあおまえらしっかり授業受けるように!かいさーん』

陽菜「次って授業どこだっけ?」

『隣じゃないっすかwwwww』

陽菜「そうだったっけ?(笑)」

優子「ハル!」

『名前で呼ぶなっつうの!っでなに?』

みなみ「やっぱりさあ二人って付き合ってんの?(ニヤ)」

優子「そうそうー!なんかさー仲良すぎじゃん!」

『まーったお前らそんなんどうやったら思うんだよ〜』

陽菜「付き合ってるよ〜」

(『えぇ〜〜〜〜!!!!』)



っえ・・・やっぱり付き合ってたんだ・・・。



優子「やっぱそうだったんだ!」

みなみ「ほーら!だからゆったじゃん!」

『いつから俺たち付き合ってんだよ笑』

陽菜「昨日〜」

『相変わらずすぎてついていけない・・・(笑)』

たかみな「まじっすか!」

『嘘に決まってんだろーがwwwww』

(どっちなんですか〜)

『陽菜のせいでこんな事になっちゃったじゃん(笑)』

陽菜「えー陽菜のせいじゃないよ〜」

珠理奈「っで!結局二人は付き合ってるんですか?」

『付き合ってないです(真顔)』

陽菜「そこまで真顔で言われると悲しい・・・。」

優子「うわ〜ハルにゃんにゃん泣かした〜」

みなみ「ひっで〜」

『はいはい。ウソ泣き演技お疲れさまでーす。授業行きますよ〜』



ちゅり「結局どっちなのかな?」

愛李「付き合ってないんじゃない?」

優香「本人もそういってたじゃん玲奈!気にしなくていいみたいだよ」

玲奈「うん・・・」





はぁ〜なんかモヤモヤして授業どころじゃないよ〜
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