過去作

□バレンタイン
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「はい、バレンタインハルのは本命やで〜♡」

「わたしのももらってやー」

「これハルの分のやつな」


今日は世界で1番甘い日
ハルは私の恋人やけどメンバーは1期生ぐらいしか知らんし
だから公に行動に出せない

皆ハルのこと狙いすぎやねん
ハルもちょっと嬉しそうにもらわないでほしい


美優紀「ハルー!」

『みるきーやん、おはよ』


私の最大のライバル
私とハルが付き合ってるのも知ってる
みるきーは本気でハルが好きやから
なにするかわからへん

この前は部屋割りが一緒で寝てる隙にハルにキスをしようとしてそれをなんとか交わしたからよかったけど...
ハルも本気で怒ったり拒絶したりせえへんからみるきーはタイミング伺って狙ってる


美優紀「おはよう!これみるきーちゃんからの甘々のバレンタインやで〜♡」

『ありがとうな、うち作ってへんからホワイトデーに返すな』

美優紀「えー!そんなん待てるわけないやん今お返ししてや〜」

『そんなん言われてもなにも持ってないしなー』

美優紀「キスでええよ?♡」

「「っは!?!?!?」」


ハルは基本キスをしない人
メンバーとかでふざけてとかあるけどそれも一切やらない
だから狙ってキスをしようとするも交わされ誰もしたことがない


私やってまだなのに...
そんなこと思ってたらみるきーがハルにキスをした

彩「え........」

朱里「はー!?なにしてんねんみるきー!」

菜々「ハルがキスした!?」

恵「ずるいやんそんなん!今のなんでよけなかったん?」

『......お返しやからかな?』


忘れとった。こいつアホやったわ。
てか彼女の前になんで他のやつとキスしてんねん!


"ッバン"


私はいてもたってもいられず楽屋から飛び出した
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