過去作
□バレンタイン
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彩「はぁー」
あいつなに堂々とキスされてんねん
ほんま腹たつ
私とやってまだやのにみるきーと先にして
なんか泣けてきたわ
ハルは私のことなんて好きやないん？
わたしらは恋人やないん？
もう最悪や、
彩「うぅ〜、っん、ぐす」
『彩！』
彩「ハル...」
ハルが走ってきて目の前でいきなり頭下げて
『ほんまごめん！なんも彩の気持ち考えてへんかった！イヤやったよな？皆に言われるまで全然気付かんかった。うちアホやなごめんな』
彩「ほんまにアホなんちゃう」
『大事な彼女泣かせてほんまアホやな』
そう言ったハルの表情はとても弱々しくて泣きそうになりながらわたしの方見て何度もごめんって謝って
彩「わたしとやってまだやのに」
『...ごめん』
彩「なんで謝ることしかせえへんの？わたしのこと嫌いなん？」
『それは違う！彩の事はほんまに好きやねん。せやけど、』
彩「なに？」
『キスしたことないからどうやってしたええかわからんねん』
彩「っえ？人生で一回もしたことないん？」
『..."コクン"』
マジか！？
でもメンバーとかにも誰ともしてないし
彩「メンバーからキスたくさん攻められてたやん」
『ほんまに好きな人ができたらしよー思ってた』
彩「じゃあわたしは好きやないん？」
『やから好きゆうてるやん！』
彩「でもしてこないやん」
『...恥ずかしいねん。彩可愛いからキスしたい思ってもできないねん』
ハルはアホの上にさらにヘタレやな
顔を真っ赤にしながらブツブツ言うハルの口を自分の口で塞いだ
彩「そんなアホでヘタレなとこも好きやで」
『っ...』
彩「せやけどみるきーにファーストキスとられたなー」
『まだやで？』
彩「さっきキスs"ッチュ"れてた....」
『うちからしたのは彩が初めてやから彩がファーストキスの相手やで(ニコ)』
そう言って微笑んだハルはかっこよくて可愛くてわたしの好きなハルの笑顔やった
『彩とキスすんのすっごい嬉しい』
彩「っきゅ、急になに言い出すねん！」
『なあ、もっかいしていい？』
彩「そんなん聞くなや」
私とハルのバレンタイはチョコよりもとても甘い１日になりました