BOOK
□嫉妬は怖い
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「はぁー」
「どうしたのまいやん」
「みさー。どうしたのじゃなくてさぁ....」
「あー、あれね」
私がため息をついた原因は
楽屋の端っこのソファーでくっついて座っている飛鳥とハル。
ハルの膝に向かい合って座ってずーっと抱っこのまま、
私だってあんまりしてもらえないのに〜
「でも今に始まったことじゃないじゃん」
「そうなんだけどさ、最近飛鳥がハルの前で女の顔してるんだよね」
「そうなの?」
前まで飛鳥はハルと奈々未を姉みたいに慕っている
憧れて尊敬しているって感じだったけど
最近じゃあハルばっかりに構ってちゃんだからなーちゃんがずっと2人を見ては俯いたり奈々未のところに行ったりしてハルの隣が空くのを待っている
まあ私も結構拗ねてるんだけどね〜
「まあハルはあんな感じで嫌がったりもせず受け入れちゃうし勘違いするような行動しちゃうし彼女的には嫌だよね〜」
「おかげでハルと付き合った時点で私の周りは敵だらけですよ笑」
「でもまいやんもハルの事そんなに言えないんじゃないのかなぁ〜?笑」
「私は別にスキンシップが激しいだけだし!ハルみたいに勘違いさせたりしないもん!だからハルだけが悪いんですー」
"みんな帰る準備できたら車に向かってね"
"はーい"
「まあでも今日は久々のお泊まりなんだからケンカしないようにね?」
「はぁ、、、」
わかってるよそんなの、
でも恋人が自分以外の人に触られたり触ってたりしてたらイヤなんだもん
イライラしないように心に蓋をして
大丈夫、大丈夫。