BOOK

□嫉妬
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(織田)





今日は歌番組のリハーサルで乃木坂さんとコラボしてダンスをするんだけど理佐の顔が怖い・・・




白石「ハル〜」


『麻衣さんお疲れさまです』


白石「お疲れ、今日終わった後って予定ある?」


『何もないですよ』


白石「本当に?じゃあ一緒にご飯行こ!」


『もちろん!行きましょう』



”お肉が食べたいな〜”なんて呑気に白石さんと話してるハル




「そんな顔してるんだったら嫌だってゆえば?」


理佐「うるさい」


志田「まあでも白石さんのハルへの溺愛はすごいからね」




白石さんの推しメンはハル
見た目はピアスとかついてて怖そうに見えるハルだけど笑うとワンちゃんみたいな顔をしていてそれはもう可愛い

その笑顔に白石さんはやられ今では溺愛しまくっている



「でもハルの彼女は理佐じゃん」


志田「私のハルなんで!なんて先輩には言えないよね」


理佐「・・・ジュース買って来る」




あれはだいぶご機嫌斜めだな〜
ハル達の方を見ると2人で仲良く顔を寄せあって写真を撮っていて不意に白石さんがハルのほっぺにキスをして理佐が見てなくて良かったと心から思った






(理佐)




白石さんがハルの事をよくしてくれているのは知っているしそれに対して別に何かをハルに言った事は一度もない



嫉妬するかしないかで言えばもちろんする
ジュースを買いベンチに座って考えていたらだにと愛佳が呼びに来てくれてリハーサルをやって本番になった



楽屋に戻り支度をしているハルの方を見ると白石さんと仲良く話しながら支度が終わったのか”お疲れさまです”と言って楽屋を出て言った
迎えに来るマネージャーさんを待つ間考えないようにしようと携帯をいじってると若月さんや高山さんがご飯に誘ってくださり行ける人だけで行こうとなった






「「「今日はありがとうございました」」」


若月「また機会があったら行こうね!」


高山「お疲れさま」



「「「お疲れさまです」」」






ご飯も食べ終わりお礼を言ってみんなと歩きながら寮に帰り部屋についてハルから連絡が来ていないのを確認してまだ白石さんと一緒なのかなって思ってため息をつく


「ハルのバカ」


部屋にいても良くないと思い気分転換にコンビニでも行こうと歩いているとハルと白石さんがいて思わず隠れてしまった




白石「今日はありがと!また行こうね」


『こちらこそ!ごちそうさまでした。』



”またお願いします!お疲れさまでした!”そう言って帰ろうとしたハルの手を白石さんが掴みハルを抱きしめた




白石「ハル・・・」


『どうしました?』



ハルが白石さんの言葉を待つ
なんか嫌な予感がする・・・



白石「私、ハルの事が好き」


『っ・・・』



そう言って重なった唇
私は見たくなくて静かにその場所を離れた
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