キリ番リクエスト
□500番菊とアーサーでほのぼの
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ガーデニングの地、英国にて毎年開かれているガーデニングコンテストその日は久しぶりのいい天気だった。
そこで1つの驚くべき出来事が起こった。
咲き乱れる沢山の花々鮮やかな彩り、統一性あるシンメトリーの中1つだけ全く違う作品があった。
白い壁に囲まれ、花も少なく木々もほとんどないその作品は由緒正しいガーデニングとはかけはなれたように見えた。
「・・・BlueStorm?」
読めない漢字に戸惑いつつ、横に書いてあった英国を読むとそう書いてあった。
「青嵐ですよ。」
不意に背後から声をかけられ、振り替えるとそこに菊がいた。
「菊、もう一通りまわってきたのか?」
問いかけに微笑み頷く菊は今回のコンテストに参加していた。
「はい、どれもこれもすばらしい作品ばかりで目移りしてしまいました。」
愛用のデジカメを片手に、そう返すと少しはにかんだ。
「俺の家で一番長いガーデニングコンテストだからな。」
王室が主催するこのコンテストは、レベルが高く多くのガーデニングアーティスト達の憧れである。