main

□じゃんけん! 一松
2ページ/2ページ



それからいつも通りごろごろして
2人ともお風呂に入り寝る準備をしていた






一「…ねえ」



「んー?」



一「そんなみたかったの?」



「えっ、な、なにが?」



一「…そんなしょげた顔してたら誰でもわかる」



「…」



顔にでてたんだ…
番組ぐらいでちょっといじけてしまうなんて子どもみたいだ




一「…だから、…ん」



一松はベットに寝転がって片腕を私の枕のほうにのばした



「…?」



一「…腕貸してあげようとおもったんだけど、やっぱクズの腕は嫌?」




「えっ!!う、腕枕してくれるの!?か、かりる!!」



一松がこんなことしてくれるなんていままでにない


てか腕枕とか一度は憧れてた



ドキドキしながら一松の隣にいってそっと腕に頭をのせた


いつも一緒に寝てるけど慣れないことをすると緊張するしいつもより一松が近い



一松「…おも」



「ひどっ!」



一「………音楽番組ならたぶんカラ松あたりが録画してると思うから今度うちにみにくれば?」


「…え」




一「たぶんみたかったのってそれでしょ」



そういって自分の頭と私の頭をコツンとさせてきた



一松にはなにもかもみすかされてるみたいだ



「…ふふ、ありがとう やっぱ一松にはかなわないやっ」



そういって一松の胸にくっついた



一「…なにが」


そっけなく言った言葉さえも今は嬉しくてしょうがない


今日もいい夢見れそうです




fin.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ