WEST びーえる

□寝る子は育つ
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俺の彼氏は、同じメンバーで末っ子で、無駄に体がでかくてでも甘えん坊なあいつ。


小瀧、ほんまに寝すぎやろ。
移動用の車にメンバーで乗ると、大体後部座席で真っ先に寝ている気がする。

重「小瀧さあ、寝すぎやと思わん?」

別に誰にというわけではないが、最近ずっと思っていた疑問をぶつけた。

流「ほんまなあ、どんだけ寝てへんねん。」

最初に反応してくれたのは流星。
それに呼応するかのように他のメンバーもポツポツと言葉にしていく。

神「疲れとんかなあ。」
うんうん、さすが我らのオカン。優しい。

淳「ドラマとかライブとかいろいろあったし休めてへんのかな。」
あいつはいろんなドラマ出とった。あ、ちゃんとチェックしてんで。

照「若いとはいえ、もう20歳やもんなあ望も。」
そうやで成人してんで、おかげであんなことやこんなこと…まあ大人なやつですわ。

M「やっぱり末っ子やなああいつも。」
メンバーでおる時はな。俺とやったらあいつほんまに…俺より4つ下とは思えへん。

淳「でもさあ、これ以上どこ育つん?のんちゃん身長一番高いのに。183とかやろ?」
そうそう、俺と10cm差。理想的や。

メンバーがいう言葉に、内心感想を述べつつ水を飲んでいる時に事件は起こった。


流「んー、雄?」
重「ぶほっ」
神「ちょ、しげ大丈夫?」

神ちゃんが、俺の吹き出した水を拭いてくれるがそれどころではない。
俺は恨みがましく流星を睨んだが、天然のこいつが気づいたり…はないですよねえ。


雄が!!これ以上育ってみろや!!
おま、今でさえ凄いのにやな、これ以上育たれたら俺仕事出来へんで?腰の機能停止するで?


そんなことを考えてたらなんだか恥ずかしくなって顔に熱が集まる。

照「しげめっちゃ顔赤いやん(笑)」
淳「ええ気味や(笑)」
M「うわあ淳太悪い顔してんな(笑)」
神「そら水吹き出したら恥ずかしいやろお〜」
神ちゃんが助け舟を出してくれる。でもな、神ちゃん。そうやないねん。そっちやない。

流「しげ珍しいな〜こういう下ネタ別に平気やろ?」

しれっとした顔で、俯き加減の俺の顔をのぞきこんでくる綺麗な顔。

重「きゅ、急にきたら焦るやろ!そんな流れや思わんし!」
照「それにしても焦りすぎやろ、今日のしげからかい甲斐あるわあ(笑)」
淳「いつもと逆やん(笑)」

いつもは俺がいじる側やからか、仕返しとばかりにいじり返してくる小瀧以外のメンバーに俺は移動中ずっといじられっぱなしだった。



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