コイノヤマイ

□カルテ25
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「海で何しようかなー。泳いでー、オイル塗ってー・・・ククッ!キスくらいはしたいよね・・・。それ以上のことももちろんしたいけど・・・!」

と、欲望と妄想が暴走している親友がそう口に出した瞬間

「あー!もう止めろよ!!」

トランクスはガバッと起き上がると、思いっきり不機嫌な顔を悟天へと向けた。

すると

「アハハッ!引っ掛かった!!」

悟天はケラケラと嬉しそうに笑いながら

「やっぱり、メディカちゃんのこと好きなんだろ?」

と、そんなトランクスを見てニヤニヤするのだった。

いつもとは逆で茶化される立場になり(しまった・・・。)とばかりに、苦い表情を浮かべるトランクスに

「隠すことないだろー、トランクス!あ、そうだ!安心してよ。メディカちゃんのHな姿とか、もう想像しないから!そりゃ、そーだよねぇ。好きな女の子のHな姿を、他の男が想像してたらイヤだよねぇ。」

ニコニコと笑顔の悟天は、薄明かりの中でも分かる程顔を赤くし、項垂れている親友を嬉しそうに見つめるのだった。

「しっかし、トランクスが本気で怒ったの久し振りだったから、ちょっとビビったよー。ヤムチャさんもかなりビビってたんじゃないかなぁ。」

ヤムチャの名前が出て、トランクスは目を見開いた。

「あ、ヤムチャさんも分かったと思うよ、トランクスの気持ち。だから安心していいよ。ヤムチャさんがメディカちゃんをデートに誘うことはないと思うから。」

悟天はうつ伏せの状態から体をトランクスの方へ向けると、安心させる様にニンマリと笑うのだった。
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