Story of the adventures of a little girl:
□ホグワーツからの手紙
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ある日――マホウトコロから帰って来て、ウミツバメにもさよならを言った後――フクロウ便で、一通の手紙が届いた。
マホウトコロから、入学(寄宿)許可の通達が来たんだろうな。なんて思いながら開けると、そこにはマホウトコロなんて無かった。ホグワーツだった。
ホグワーツ魔法魔術学校…
ホグワーツ…
ホグ…は?
「お、おお、おと、お父さーん!!
ホグ、ホグワーツだった!なんで!?
マホウトコロじゃないんだけど!!」
プチパニックだった。
お父さんもプチパニックだった。
「え?え?ホグワーツ?聞いてないよ、そんなの!父さん知らないよ!?恵麻がマホウトコロじゃないとか聞いてないんだけど!ちょ、椎羅!?」
お父さんがパニクりながら、たまたま帰宅してたお母さんに聞くと、お母さんてば、とんでもないこと言いやがった。
「…あ、ごっめーん!良い忘れてた!
あのね、恵麻は魔力が桁外れじゃない?それで、世界一小規模って言われてるマホウトコロじゃ抑えきれないかも知れないから、ホグワーツ行かせるって事で全会一致になったの。
まあ、大丈夫よ。マホウトコロで英語も一緒に勉強してたでしょ?」
そういう問題じゃねーよ。
何か言ってやりたかったけど、お母さんは忙しそうに奥へ引っ込んでしまった。
まあ、仕方ないか。
お母さんはマホウトコロの魔法薬学の先生だから、忙しいのはわかってる。だから諦めた。
「ちゃんと言っといてよ、椎羅!まったく…俺もこれから忙しいんだよ。買い物に付き添う時間、無いんどけど…!」
お父さんも、日本の魔法省勤めで忙しい。どうするんだろう。
その時、封筒からもう一枚落ちてきた。
“お忙しく、また遠い道のりと存じますので、我が校の教員を一名派遣いたします。全てその者にお任せください。”
…え、じゃあ何、私は知らない人と買い物しろって事?
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