一軒

□お前には
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「おい、はるか。」





「…どうしたの、ゆまくん。」





「おまえ、おとなになっても俺といっしょな。文句なしな!!」





「…え、なにいってんの?」

























プルルルル…プルルルル…











「…ん、朝ぁ…?あい、もしもしぃ?」








"おい、由真。お前ふざけてんのか。待ち合わせから一時間経ってんだけど。俺帰るよ。"







「えぇっ!?わりぃ!!ちょっと待って!!」








"…あほ、冗談だ。今ちょうど一時間前だ。俺もまだ家にいる。慌てなくていいから落ち着いて来い。"






「なんのために嘘ついたわけ!?」






"遅刻癖を治すためだ。二度寝したら襲いに行くぞ。"






ピッ











「……なんだよ、彼女いる癖に。」









…俺の名前は紺野由真(コンノ ユマ)、あいつの名前は藍沢遥(アイザワ ハルカ)。親同士が幼なじみで俺らも幼なじみ。二人揃って女の子みたいな名前付けられたのは偶然だと思いたい。








「つかまじなんだよーよりによって今日って。あいつ今日で3年記念じゃねーの?」








…まああいつから誘ってきたから俺に非はねーけど。






「ってか何着てこ…あ"、ワックスワックス…あれぇ!?ワックスどこ!?」






ドンッ!!!






『朝からうるさいわよ!!!』






「悪かったなねーちゃん!!!」







おい、今の聞いたか。


これがリアルな壁ドンだからな女子め!!!















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