導の血を引く少女

□ピッフル国
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「小狼!!」

彼の目の前に広がるのはモコナ

流石にびっくりしたようで

「うわっ!」

と、どきどきしている

それが全くわかってないモコナは

「どうしたの小狼」

彼の顔をのぞき込んでいる

「い いや⋯びっくりしただけだ

おはようモコナ」

「おはよう もうすぐ昼だよ」

モコナがさしたのは光の指す窓

「本当だ
もう日が高い」

窓を開けて空気を吸った

そこは修羅の国とはちがい

大きな建物や空飛ぶ車

ここはピッフル国


_______


「あら、おはよう小狼」

「おっはよー」

「おはようございますサエさんファイさん」

外に出てきた小狼

買い物組の帰りを待っている私とファイ

「すみません寝坊して」

「いいのよ、疲れが出たんでしょうね」

「いつも小狼頑張ってるもんね」

「「ねー」」

そういえば、ときょろきょろし始めた

「姫と黒鋼さんは」

「お買い物ー」

モコナが楽しそうに応える

「パーツ足りなくなっちゃったからね
これの」

そこには5機の乗り物

それぞれの機体には翼がついている

「何が何でもあのレースに勝たなくちゃねぇ」

「そうね、なにせ優勝賞品は


サクラの羽根だから」

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