導の血を引く少女
□ピッフル国
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「小狼!!」
彼の目の前に広がるのはモコナ
流石にびっくりしたようで
「うわっ!」
と、どきどきしている
それが全くわかってないモコナは
「どうしたの小狼」
彼の顔をのぞき込んでいる
「い いや⋯びっくりしただけだ
おはようモコナ」
「おはよう もうすぐ昼だよ」
モコナがさしたのは光の指す窓
「本当だ
もう日が高い」
窓を開けて空気を吸った
そこは修羅の国とはちがい
大きな建物や空飛ぶ車
ここはピッフル国
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「あら、おはよう小狼」
「おっはよー」
「おはようございますサエさんファイさん」
外に出てきた小狼
買い物組の帰りを待っている私とファイ
「すみません寝坊して」
「いいのよ、疲れが出たんでしょうね」
「いつも小狼頑張ってるもんね」
「「ねー」」
そういえば、ときょろきょろし始めた
「姫と黒鋼さんは」
「お買い物ー」
モコナが楽しそうに応える
「パーツ足りなくなっちゃったからね
これの」
そこには5機の乗り物
それぞれの機体には翼がついている
「何が何でもあのレースに勝たなくちゃねぇ」
「そうね、なにせ優勝賞品は
サクラの羽根だから」