沖田総受け1

□かわいい人
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旦那と結婚してから一ヶ月。なぜかえっちしてない。孕むわけないのに、てか、結婚したら自然にヤるもんじゃないのかな。それとも…飽きたかな…

俺は今日も憂鬱を感じつつ旦那のために朝ごはんを作る。旦那はそこそこ大きな会社に務めてて、俺も同じところで働いている。夫婦で同職業許してくれた近藤社長に感謝しなければ。

目玉焼きの出来栄えに「よし」なんて言ってしまう。あぁ、去勢したほうがいいのか。そしたら旦那は抱いてくれるだろうか。

うだうだ考えるうち、旦那が起きてきて、一緒にごはん食べて、歯磨きして、着替えて、出勤した。玄関さきで静かなキスをかわす。

「ん、いきやすか、」

「うん。」

キスとか、抱きしめるだとかはしてくれるのに、そこから進展してくれない。もどかしさをぶつけたいところだが断られたら、なんてらしくもなくじめじめ考えてしまい聞くに聞けない。


会社でのお昼休み、俺は旦那のもとに弁当引っさげて向かった。旦那は会社1の美人といわれる捷橋美帆(しょうばし)さんと喋っていた。どうやら捷橋さんは旦那に気があるらしく、ことある事に話しかけている。旦那ったら満更でもない顔しやがって。

俺は視線を背けたあと、土方を無理やり引っ張ってお弁当をすませた。

「総悟、銀時と一緒じゃなくていいのか?」

「…しりやせんよ。どうせ捷橋さんと食ってンでしょう。」

俺が不機嫌になったからか土方もそれ以上なにも言わなかった。土方は入社からの付き合いで、今や上司。ちくしょう。言いたくないが相談事は彼にしか頼れない。親友と言うのだろうか。

「あ、総悟肉巻きうまそうだな、よこせよ。」

「一万円になりまさァ」

「高っ」

「あったりめーでさァ…旦那が…好きですからねィ…あの人のために、上手くなりやしたよ。」

「あ…うー…やっぱいいや…卵焼きくれ」

「きいつかわねぇで、どうせ…気づいてねぇンですから。卵焼き?ならハンバーグと交換で、ねィ」

「釣り合い取れてないからそれ。」

ケラケラと笑う土方、つられて俺も笑ってみた。旦那なんか知ったこっちゃねぇ…
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