沖田総受け1
□甘いお茶はいかがですか?
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「なぁ総悟…」
「言ったでしょう。今日もしやせん。」
日も傾いた夕暮れ時。沖田は土方に頼まれた書類を副長室に運んでいた。恋人同士である2人は既に何度か情交を交わした仲であり、土方は今日こそは、と沖田を誘っているが沖田は拒否をしているようだ。
「なんでだよ」
「……なんなんでィ。あんた体だけですかィ?たかが一週間してねぇだけだろィ。ちゅーもしてるし俺はあんまヤんの好きじゃねぇんでさ。体だけなら別れやしょうぜ。」
沖田はやれやれと首を振ると、副長室を出ようとする。
「……わかった…じゃあ今日はちょっと茶でも飲まねぇか?」
「…わかりやしたよ。」
沖田は土方の前に座ると胡坐をかき、大きなあくびをした。土方は湯のみを掴むとポットから湯を出し、茶葉を入れる。だされた茶を沖田は躊躇いなく飲み干した。
「ふぅ、あんたの入れる茶、格別でさァ」
「そら何よりだ。」
そこからは2人でいろんな話をした。山崎が書類を洗濯バサミでとめてきたことや近藤が今日もお妙に殺られたことなど、話題は尽きない。
沖田も久々に楽しい時間であった。しかし、時間がたつにつれ、沖田は体の変化に戸惑いを感じていた。少し、いや、かなり下半身がムズムズする。こう、内側からじくじくとした痛みがせり上がってくるようだ。
「…土方さ…おれ、ちょっと具合悪ィんで戻りやす、ね」
「……大丈夫か?」
「え…えぇ…っん…」
麩に手をかけようとした所で動いたからか、熱が一気に上がるのを感じた。沖田は堪らず座り込む。