沖田総受け1
□ねぇ、こっち見なよ
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「総悟、最近…万事屋のてめぇを見る目がおかしい…と、思う。」
「はぁ…何回言うんでィ」
沖田は土方の本日3回目の忠告にため息を漏らした。土方はいたって真剣だが、沖田にはまるで緊張感の欠片もない。
沖田にとって銀時はお菓子をくれる相手、話し相手、愚痴を聞いてくれる、のらりくらりしていて和やか。ともかく沖田にとって良い存在でしたかなかったのだ。
「どこがおかしーつぅんですか?アンタのほうがおかしいですぜ」
「っ…だからよ、なんつーか…手放したくないとか…友達とかじゃなくて、恋人を見るような目をしてやがるのさ。それも尋常じゃない溺愛っぷりだ。」
「じゃあ土方さんは旦那がホモっつうんですか?」
「てめぇ限定だろうな」
土方の言葉を軽く受け流し、巡回を続ける。と、団子屋で三色団子にかじりつく、銀時の姿を発見。
「あ、旦那ァ」
「沖田君!」
途端銀時の顔が明るくなる。土方はぎょっとしつつ、銀時の元へ行こうとする沖田の手を掴んだ。