沖田総受け1

□ねぇ、こっち見なよ
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「なにすんでさ。離しやがれ」

「馬鹿野郎。俺の話聞いてたか?」

「旦那がホモ?いいんじゃねぇですか。好意あるってことですし、ハッキリ言いやすけど、俺は旦那と話したいんでさァ。あと団子」

後者の方が主だけど、と沖田は心の中で付け足すと、土方の手を振り払い銀時の元へ走った。

「総悟!!」

また、腕を掴まれ、今度は肩を抱く形で無理やり離される。

「いってぇ!はなせって!」

「ダメだ!奴の目を見なかったのか?ありゃぁ…てめぇを人として……見てねぇ」

「!…バカも休み休みいいなせぇ!アンタ、旦那んことが嫌だからってそうゆうイジメ的なのするとは思いやせんでした!!」

土方は必死だった。彼はかなり前から銀時の変容に気がついていたのだ。最初はただの仲のよい友達。しかし、出会って三ヶ月程のことだっただろう、見る目が変わったのだ。

自分がサボった沖田を迎えに行って、沖田が銀時に背を向けたときの、銀時の目。恐ろしかった。土方には、死より怖いものはなかったし、死も、そんなに怖いと思わなかった。

が、感じた。奴から恐怖を。自分の本能がこいつは危険だと叫んでいるのだ。沖田だって、武州の頃からの仲間なのだから、護ってやりたい。
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