銀魂イロイロ

□ボタンのかけ違い
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「いやぁあっ、やっだ!」

「んな声が聞きてぇんじゃねぇよ。」

高杉は、泣き出す神威に見向きもせず、下半身をも露にし、勃ちあがりかけた小ぶりなソレを手で扱ってやった。

「ん、んん、さわ、るな……おね、が、」

「…大分良さそうだな…まぁ、そりゃそうか、お前、ほかのヤツともヤりまくってるもんな。」

「…は?…んぁっ、あっ…あぅ…ん、」

高杉の零した言葉に反応しかけた神威だが、花心に与えられる快感に、フッと忘れてしまう。

「……ほんとてめぇ最低だなぁ…俺は愛してるつってんのに、他の男とヤるなんざ。」

「…ん、ぇ?し、てな、あっ…してなっ、い」

「…言い訳は聞いてねぇ。もう喋るな、肉便器。」

そう言いつつ、神威の足を割りさき、股に体を入れた。神威は、と言えば、先程の高杉の言葉に困惑し、また、深く傷ついていた。「肉便器」この言葉が神威を縛り、また、嫌われてしまったという悲しさから、抵抗など既にしない。

「…なんだ、急におとなしくなりやがって……やっぱそうだったんだな。入れんぞ、」

「…ん、やっ、待って、おれ、は……あああぁあっあぁっん、んっんあっあっ」

ズブズブと侵入を始める高杉の男根に神威は、髪を振り乱して叫んだ。虚しく穴はプチリと裂け、慣らした前回よりも、激しい痛みを伴った。

「あっ、んんぁっあんっしっ、すけ、痛いっ痛いぃいっ」

「肉便器なんだろ、慣れてんだろ。所詮俺に侵されたとこで、痛かったから俺んこと捨てたんだろ。」

言いながらピストンを開始し、裂けた傷をわざと、抉る。相手のことなど全く無視してただただ、勢いまかせに突く。圧迫感と痛みと苦しさに、神威はボロボロ泣きながら叫ぶばかりだ。

「ゔぃっ、いっあぁあっごめっ、なさっ、やめっ、壊れちゃ…ひゃっぐっあぁ…」

「いっそ、壊れて、俺のものになっちまぇ。」

ふと、神威の頬に液体がおちる。神威の汗でもなければ、高杉の汗でもない。高杉の、涙だった。高杉は、律動しながら、泣いていた。

神威は、唇を噛み締めると、高杉の、背中にゆっくり腕を回した。これには、高杉も驚いて、律動をやめる。神威は、痛みに顔を歪めつつ笑った。

「し、すけ…晋助の、こと、すき、だヨ。お、れ馬鹿だから、痛いのが、こわく、て…でも、晋助は、充分、やさ、しくしてくれてたネ…だ、て…今、こんなっいた、い…だ、から、もう…好きにし、て…いいヨ…」

消え入りそうな声。結局、神威は、高杉のことを嫌うことはできない。どんなことをされても、好きな気持ちは変わらないのだ。

前回痛かったのは、初めてなのだから当たり前のこと、それでも高杉は、必死になって気持ちいいところを探したり、入れる時に花心を扱いつつ入れて、圧迫感を和らげようともしていた。
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