銀魂イロイロ

□ボタンのかけ違い
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だからこそ、神威はこれは高杉の気持ちを踏みにじった自分への罰なのだと、受け入れ、痛いのを我慢しつつ笑うのだった。

「か、むい…」

「…いいヨ……俺は、ずっ、と、好きだからネ…」

「…ご、めん…俺も初めてで、どうしていいかわかんなくて、んで、お前痛いつって泣くし……けど、噂が、気になっちまって…俺の、モンに、しようと、した。」

「う、わさ?」

高杉が言うには、神威が他の男と付き合っていて、いままで多くの男を手玉に取ってきたという根も葉もないもの。高杉も信じようとしなかったが、神威の首筋にある赤い痕を見て、こんなことをしてしまった、と、言うのだ。

「悪ぃ…怖かったんだ…神威が、誰かに、取られる、とか…」

「ごめ、これ、なか、まにつけられた。云業、に…イキナリ……晋助、傷つくかと、思っ、て…黙ってて…ごめんネ…」

明かされた事実に、2人は大きな後悔をした。高杉は勘違いで神威を滅茶苦茶に犯してしまったこと、神威は高杉の気持ちを知らずに避けて、傷つけてしまったこと。双方の心の入れ違いであった。

「…でも、よかった…晋助、俺のこと、嫌いになったのかと…」

「なわけあるかよ…てか、そりゃ、こっちのセリフだぜ。」

見合って、クスクスと笑い合う。2人の時間がリアルに作り上げられたところで、神威が言う。

「晋助、続き、しよぅ…」

「大丈夫か?」

「ウン…だって、晋助、優しくしてくれる。」

「…あぁ、気持ちよくしてやるよ。」

高杉は優しく笑うと、神威とキスを交わし、もう1度律動を始めた。先程とはうってかわり、神威の中をより広く丁寧に突いていく。

「…どっか、気持ちいいとこあったら言え。」

「ん、うっん…ひっぅ…あぁ、あっ…」

一度切れたものはやはり痛いらしく時々キツそうにする神威。それでも、高杉の背に回した手は解かず、抱きしめ合う形で情交を続ける。

「ぁ、ああ……んっ、あぁんっあぁっ」

ある1点で神威の体はおもしろいほどはね、明らか反応が違った。

「…ここ、か?」

「んっんんっ、そ、こ、やっ」

「いやなのか?」

「…っあぁ……突いて、ほし、ぃ」

「…クク…Mかよ…」

高杉の皮肉に満ちた言葉も今では快楽にしかならない。気持ちが通じあったあとというのは、感じ方が違うものだ。

高杉は、ご要望通りとばかりに見つけたソコをズンズンとついてやった。すると、神威の中はいままでにないほど高杉を強く締め付け、結果的神威は自分自身を追い詰められる。
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