ふれあい
□欠片ひとひら※r18有
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まだひとりの頃
お布団の中、気持ちいい布に包まれてると、もっと、気持ちいいのを探す。からだの向き、
布団のかさなり。
ちょうどいい温度
さむい
手をするりと腰の下敷きにする。
爪先が寒いと手で包み込んで、、
もっと寒いと服の中に手を入れ、
背中と手のひら、肌を触れあわせて温めた。
それが今では、、
(もぞもぞ、、なでなで、)
主、、どうしたの、
クスクスと音をたて、目の前の肌に手を沿わせていたさにわを
光忠は薄く目を開けてたしなめた。
んん、あったかいなって
(ツンツン、)
主、寝て、、、
とろりとした瞳とくぐもった声、光忠は眠たいのか
「ごめんごめん、おやすみ。」
ん、おやすみ主、、、
珍しく光忠が寝入っている。
さにわは目を細め、数秒見つめたあと、光忠の胸元に抱きつき目を閉じた。