ふれあい

□まーく
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腕の中ぐっすり眠り込む君

頬をすり寄せると、

髪の毛が鼻をくすぐるようで、


身じろぎする君。


音を消して、息をすると、

君の香りをふっと、感じて


頬が柔らかくて、心地よくて



自然と目を閉じさせる





君は、温かいね。








光忠、起きて、、



さにわは目を開いたとき、
光忠の腕の中にいた
身じろぎするが、両腕がガッチリと肩を包み、動けない、


光忠、
呼び掛けようと顔をあげると
すぐ目の前に首

動くとすぐに唇が触れそうに、


「う、う、みつただぁ、、」
下を向いて、ぐいぐいと体に力をいれ、胸元と腰を離そうと身をよじる。


しかし、

「うん、、」
ぎゅー

「う、え、みつただ?!」

やっと離れたと思ったら
更に抱き込まれる。

ぴったりと胸とお腹がくっつき、
もう、下が向けない

動かせる頭をくるくる動かしていると
光忠の寝間着にふわっと下唇が触れた、



(ひゃ)

まずい、と思った瞬間
深く吸い込んだ息
香と、二つ目の香りが入り込んでくる
光忠の、かおり、、


勝手に、拍動が早くなる



(起きて、起きてよう、、)
ぎゅーっと目をつぶると更に香る、


(あ、、、すき、、)
頭が、ゆるゆるととろけていく感覚が広がって、回らない



(、、、、もう、、みつただ、何で起きないの、、)


(、、、起きないと、いたずらするよ)



さにわは、緩んでしまった頭で、、開き直る


いたずらといっても、できることは、、いまは一つ。



目の前のその

無防備な
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