時を超えて

□二.打ち解ける
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二.打ち解ける

「尊、さっさと其奴を躾けておけ」
「かしこまりました」
信雄に命令され、尊はゆっくりと頭を下げる。そして隣に座っていた一際美しい顔立ちの男に目配せをする。
「行きましょう、左京亮」
「……あぁ」
2人は立ち上がり、ロアへと近づく。
「ロアちゃん、此方に」
「はい」
尊が差し出した手をロアは笑顔で取る。
「では、私達は城を案内して来ます」
「好きにしろ」
信雄の許可も下りたところで、尊は城の案内をすることにした。




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