ソードアート・オンライン Again

□第8話
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キリト「エギル隊はルクス隊と連携!レイン隊はセブン隊と!フィリア隊は俺とアスナの部隊とだ!全員直ぐに近くの奴とスイッチ出来るように散開!いくぞアスナ!!」

アスナ「うん!」


キリトも素早く配下達に指示を出してアスナを呼ぶ。キリトに呼ばれ、すぐさま傍に来たアスナと共に駆け出し、ロアードラゴンに斬りかかった。


アスナ「キリト君スイッチ!」

キリト「任せろ!」


ロアードラゴンの爪をアスナがレイピアで弾くとキリトが片手剣で胴体まで潜り込み、その無防備な腹部を斬り付ける。
 
だが、ロアードラゴンの強固な鱗が斬撃を無効化して、その身体に傷一つ付かないどころか、HPすら減らない。
 
何度も連撃を繰り返すが、その全てが無効化され、アスナのレイピアでは逆に武器の方が壊れるのではというほどに硬かった。


キリト「っ!(不味い!こいつも前回より強い!!)」


第一層のイルファング・ザ・コボルト・ロードや、第25層のボスもそうだったが、もしかするとこの世界、クォーターポイントのボスは前回よりも強くなっている可能性が非常に高い。
 
すると、キリトはドラゴンの口の中に濃密なエネルギーが集約されるのを確認して思考中断、大声で叫んだ。


キリト「全員回避しろ!!ブレスが来るぞ!!!」

ヒースクリフ「全員回避体制!!」


キリトの叫びでヒースクリフもボスの口を確認したのか、一瞬の判断で全員に回避体勢の指示を出す。
 
ヒースクリフの素早い指示により、ロアードラゴンのブレスが吐き出される数瞬前に全員がブレスの範囲から逃れる事が出来た。だが、硬い鱗を何とかするのに攻撃や思考に集中していればブレスを回避するのは難しい。これは早急に鱗を何とかしなければダメージは与えられないし、余計な被害が出てしまう。

長期戦は厳しい相手であるのは間違い無い以上、弱点を素早く見つけなければならない。
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