ソードアート・オンライン Again
□第3話
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翌日、ユイを宿で待たせてキリトとアスナは広場に向かった。
広場には既に何名かのメンバーが揃っており、レインやセブン、ルクス、エギルも揃っている。ディアベルやキバオウも居るので、そろそろ全員揃うだろう。
そして、10時になり、全員が揃っているのを確認してディアベルを先頭に迷宮区へと向かう。その途中でキリトはパーティーメンバーを集めてボス戦の作戦会議を行っていた。
キリト「俺達のパーティーはディアベルのパーティーと一緒にボスと戦う事になっている。前衛は俺とレインが務めるから、俺たちの後ろから速度のあるアスナとルクスが遊撃、エギルとセブンはボスの背後に回って斧と槍で兎に角大ダメージを与えて欲しい」
アスナ「了解だよ。」
レイン「うん!」
セブン「パニャートナ(了解よ)!」
ルクス「キリト様とアスナさんの足手まといにならないように、頑張ります!」
エギル「任せておけ。」
皆、自分達の役割を確認し、頷いた。基本的に二人一組で動き、全員がそれぞれにスイッチしながら戦う戦法だ。
キリト「それから、ボスのHPがレッドゾーンに入ったらレインとルクスが組んで、アスナは俺と組む」
アスナ「うん」
最後のトドメはキリトとアスナがペアで切り込む。これは一重にキリトとアスナのペアが恐らくはこのパーティー…否、このボス攻略メンバーで最強と言っても良い実力、コンビネーションを誇っているからだ。
キリト「最後に、俺から言えるのは一つだけ…絶対に死ぬな」
真剣な表情で言うキリトに、他のメンバーも真剣な表情で頷いた。アスナも、そっとキリトに寄り添う。
アスナ「大丈夫、キリト君は絶対にわたしが守るから」
キリト「ああ、俺もだよ…必ず、アスナを守る」
急にイチャイチャしだした二人に、全員が苦笑…否、ルクスだけは何処から取り出したのかハンカチを噛み締め、噛み千切ってしまってハンカチがポリゴンの粒子になって消えた。