短編集

□こちら赤安固定腐女子です。
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「優稀。帰りか?」
「あ、降谷警視」


会議も終わり先輩と別れ警察庁から出ると後ろから真っ白な車が通り、ウインドウから降谷警視が顔を出した。


「実はこれから捜査資料のまとめを作りたいんだが……、その…俺の家で。あまり二人きりでいるのを見られると勘違いする輩が増えるから庁内ではしたくなくてな」
「……え」
「ああ無理にとは……」
「───それはもちろん俺も混ざっていいんだろう?降谷くん」
「赤井……なぜここに」
「……」
「会議が終わったら帰るのが普通だからだ。それよりその会議、俺も参加している。君のうちに招いてくれるということかな?」
「誰がお前なんか」
「おや、さっきは『あなた』と丁寧だったがふたりきりだとそれに戻ってしまうのか?切り替えの早い頭だ」
「公共の場では改めるのが常識なんですよ、FBI連中と団体行動もできない赤井捜査官?なぜ『あなた』だけがここに?早く巣に帰ったらどうです?」



あー、やべー、こいつら恋人とかじゃなくて結婚してたわ……。
こんな公共の場でそんな卑猥なことばっか言っていいのかな……?(言ってない)

FBIを抜け出てまで僕が恋しいの?赤井?可愛いひとですね。
君ほどじゃないさ。夜の君は1段と可愛い。
も、もう…!こんなところでそんな話しないでください…っ、恥ずかしい……。

みたいなあああああ……!?
今日の夜は赤井捜査官が掴んで離さないんだろうなぁ。


「……、すまない、熱くなった。優稀。ついつい君のことになると冷静で入れなくなる。降谷くん、今日はやめにしよう。優稀が炎天下に晒されて顔が赤くなってきた」


ついつい君(降谷警視)のことになると冷静でいられなくなるんですね……!?


「俺も、大人げなかったな、優稀。お前に夢中になりすぎた。赤井、お前の言う通りだ。……そうだな、じゃあどこか機密性の高い料亭の夕食でも一緒に…、話をしよう」


降谷警視も降谷警視でお前(赤井捜査官)に夢中になりすぎて……!?
家は赤井捜査官との愛の巣だから私は入れたくないから撤回して別の場所に!??
え、いや、むしろ二人で楽しんで、夜の捜査(隠喩)を楽しんできて。
明日降谷警視が腰を庇って来たらそれだけでメシ3杯いけるから。
むしろ萌えでお腹いっぱいでダイエット出来るから。
赤安ダイエット成功しそうだから私は放っておいて……!!


「「とりあえず俺の車に……」」


ハモる瞬間まで一緒!?!?!?
え、むり。愛しい尊い無理。しんどい。
ミラーリング現象まじつらい。
二人愛し合ってた……。最高すぎた。
好きな人同士じゃないとそこまでハモらないよ……。
あ、私先輩とめっちゃ動作一緒だったりするわ。
愛し合ってたわー!
だから(?)貴方様方も愛し合って。
私を気にせず!さあ!プレイング…!


「妥協は……」
「出来ないらしい……」


あー!もー!結婚しろ!
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