短編小説U

□大浴場で
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ゆいぽんがなんからしくなくて、すごい早くお風呂をあがっていった。
先にゆいぽんといたメンバーたちはなにやら笑っていたけど、もしかしたらのぼせちゃって具合悪くなっちゃったんじゃないかなって思って、私も早めにお風呂をあがって部屋に戻った。


こんこんっとノックをしたけど返事がなくて、名前を呼んでも返ってこないからより心配になって部屋に入ってみると、ベッドにうずくまったゆいぽんが。


具合、やっぱり悪かったんだって思って駆け寄ってあげると、いつの間にか、上にはゆいぽんと天井が見えた。



えっと…これは…?



「ゆいぽん?具合、大丈夫なの?」
「…?具合は悪くないよ。」
「そうなの?じゃあなんでうずくまって…」
「…」
「…ゆいぽん?」
「もう、我慢できないかも。」
「へ?んぅ!」
「っはぁ…今、したい。ダメ?」
「えぇ…明日仕事だよ…」
「だってゆいちゃんが…」
「私が?」
「…お風呂場に、きたから…」
「え?」
「だから!…体、見ちゃったからぁ…」
「へ?」


つまりゆいぽんはお風呂場で私を見て、耐えきれなくなったってこと?


なんとなく恥ずかしくなってお互いに目を逸らす。


けどゆいぽんが、なんとなくさっきの返事を待ってる気がした。


明日朝早いんだけどな〜





「いいよ。」
「え?」
「しょうがないから許してあげる。」
「…ほんと?」
「だって、その気だったんでしょ?」
「うっ…まぁ…」
「今日だけ、だからね。」
「っ、うん、ありがと。優しくするから。」
「分かった。」


ゆいぽんは優しく微笑んでキスしてきた。
最初は短いやつだけだったけど、ゆいぽんが舌で私の歯を押してきたのが分かったから口を開けてあげる。
そうするとまた一瞬にこっとして長い方もする。お風呂あがりだからかな?なんだかいつもよりも体が熱い。口を離したときに私とゆいぽんの間を繋いでいる糸を見て恥ずかしくなる。


脱がせるよ、とだけ言ってゆいぽんは私の服に手を忍ばせた。私はゆいぽんのために早くあがってきたから下着をつけてなくて、ゆいぽんは少し顔を逸らして「ちゃんとつけて」と注意してきた。
注意したくせに手は止まらなくて、そのまま上も下も脱がされた。


「んぅ…」
「…可愛い。」
「あっ、はぁ…」
「ゆいちゃんって、小っちゃいのにここはおっきいよね。」
「えっち。」
「あいや、そういうわけじゃ…」
「…」
「んっ…」
「…恥ずかしいから、早くして?」
「っ…!」


私の体を見ていきなり変なこと言うから怒ってあげた。でもそれで手を止めてしまって逆に恥ずかしいから、私からキスをしてまた始めさせてあげる。


キスをしながら私の胸をいじってくるゆいぽんはまだどこかぎこちない。それが逆に感じてしまう原因かもしれない。



「ひゃあ、だめ、だってば。」
「ん、気持ちいくせに。」
「ゆ、いぃ…」
「下も、もうこんな濡れてるよ?」
「ん、あっ…やぁ」
「ほら、わかる?上から触ってるの?」
「わかってる、からぁ…」
「はぁ…入れるね。」
「んっ!」
「締め付けられてる。力抜いて?」
「んぅ、はぁ…」
「動かすね。」


なにかをするたびに確認してくるから嫌だ。それがゆいぽんの優しさなのかもしれないけど、言わないでほしい。


ゆいぽんはそのまま指を動かしてくる。ゆっくりと動かして、急にくっと指を曲げられるといきなりで声にならない声がでる。
ゆいぽんは私が一番好きなところが分かったらしく、そこばっかりを触れてくる。


聞かれたくないから口を押さえるけど、ゆいぽんがもう片方の手で私の手をどかしてくる。



「あぁ、もう、だ、め…!」
「ん、いいよ。」
「んっ!」



ゆいぽんがまた指を曲げた瞬間、私は力強くゆいぽんに抱き着いた。



はぁ…少し二人で水を飲んで、休憩する。


「腰痛い、気がする…」
「え、今?」
「うん。」
「ご、ごめん。優しくしたつもりだったんだけど…」
「ん〜。確かに優しかったけど…」
「え、なに?」
「激しかったかもな〜」
「嘘…」
「ふふ。もう寝よう!明日早いんだし。」
「う、ん。」
「大好きだよ〜ゆいぽん。おやすみ。」
「ふふ、ずるいなぁ…おやすみ。」



笑いあって、おでこにキスをして私たちは抱き合って眠りについた。















END.
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