妄想*BL*
□期待
1ページ/5ページ
鬼龍院Side
僕、鬼龍院翔はドラム(エアーだけど)の樽美酒研二に恋をしている。彼はもちろん僕の気持ちは知らないし、好きな人だっている。叶わない恋ってやつ。
今日は4人で次のツアーの話し合いのはずなんだけど…
「はぁ…豊はまた遅刻だし、研二さんと淳くんは来てそうそうどっかいくし…ふんだりけったりだよ…作詞でもしよっかな…」
好きな人が別の人と二人きりでどこか行ってしまったところとかを見た後だとろくなやつかけないだろうな…
「んん…だめだ。こんなの曲にできない。研二さん…早く帰ってきてよ!」
ガチャ
樽「あれ?きりちゃん1人?」
「!?!?」
樽「何をそんなに驚いてると?あー!さては1人でシとったと!?」
「そ、そんなんじゃないよ!て、てか淳くんは?」
樽「あ、そうそう淳くんを探しに来たんだ。来てない?」
「あー…来てないよ?どうしたの?」
樽「いやーさ、俺がコンビニのトイレいってる間にいなくなっちゃったんだよねぇ…もしかして帰ってきたのかなぁって思って戻ってきたんだけど…いないみたいやね」
「ここ1時間ずーっと僕ひとりでした。」
樽「お、きりちゃんさみしかったと?」後ろから抱きつき
「っ////さ、さみしくねーわ!暑いから離れろ!///」
樽「いま真冬だよ?!熱でもあるんじゃない!?」
「ないから!離れろって!」
樽「顔真っ赤だよ!?ほんとに熱あるんじゃない!?」おでこに手を乗せ
「っ…///」
樽「きりちゃん休んどったほうがいいんじゃない?みんな集まるまでさ!さ、さ、ほら横になりなよ!あ、俺スポドリとか買ってくる!ちゃんと休んでなよ!」部屋を出ていき
「あんたのせいだっつうの…」おでこを押さえ
研二さんはやけに優しくしてくれる。淳くんも優しいんだけどそれ以上だ。豊なんて優しくもなんともない。
その優しさにほれたんだろうなぁっておもう。
「はぁ…」
でもこんなに優しくされるともしかしてって思っちゃうよ…叶わない恋なのに…
ねぇ研二さん…
「期待してもいいですか…?」