卒業コンサート

□ORICON NEWSより
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会場は開演前から、橋本カラーの緑一色に染まった。キャプテンの桜井玲香が「ななみん(橋本)、一面緑だね!」と声を弾ませると、メンバーも口々に「すごいね」「きれいだね」と目をうるませる。



 橋本はあえて「卒業しま〜す!」と軽い口調で客席に手を振ったが、「ここに来ている皆さんが帰った後に、目にこびりついて離れない景色を見せつけたい。皆さんの角膜にこびりついてやろうと思います」といたずらっぽく宣言。後ろを振り向くと、「メンバーの皆さんもよろしくお願いします」と仲間たちにも深々と頭を下げた。



 乃木坂46は毎年、CDデビュー記念日の2月22日に持ち歌全曲を披露する『Birthday Live』を開催しているが、5周年を迎えて人気絶頂とあり、自身初のさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで3日間かけて全曲歌うことに。これまでは1stシングルの収録曲から順に披露してきたが、この日は変則的に、橋本が好きな曲を1〜16枚目のシングルからピックアップして構成。初日は37曲をパフォーマンスした。



 橋本は「いちばん好きな曲」という伊藤万理華がセンターを務める「生まれたままで」に参加すると、そのままサプライズを仕掛け、「きょうは私の卒業と誕生日でもあるんですけど、万理華の誕生日でもあるんです」と紹介。メンバーと観客が伊藤のためにバースデーソングを大合唱した。この日主役になると思っていなかった伊藤は目を丸くして驚いていたが、橋本から「一緒に過ごせる最後の誕生日だよ」と声をかけられると必死で涙をこらえていた。



 アンコールの卒業セレモニーでは、橋本の涙腺が決壊し、スピーチの途中でスタッフにテッシュを求め、マイクを置いて鼻をかむ一幕も。一度は持ち直したものの、この日終始目をうるませていた同い年の白石麻衣が手紙を読み上げ「橋本奈々未という女の子に出会えたこと、それは人生最高の自慢です。5年半、みんなに幸せをありがとう」と感謝すると、2人は抱き合って号泣し、ファンももらい泣きした。



 美人2人が並んで鼻をかむシュールな光景に笑いが起こり、白石が化粧崩れを心配すると、橋本は「大丈夫。まいやんはかわいいよ」とにっこり。白石も「そっちこそ!」と返して笑いあうと、ファンは大歓声。橋本は白石からもらった手紙を「いいだろ〜?」とファンにみせびらかして自慢していた。





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