小話集

□祭り
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芭「わー!」



芭「すごーい!いろんな物売ってるー!」



芭(フフフ、曽良君に内緒で美味しい物とかあむぁーい物食べちゃうもんね!)



芭「お、ちょうどいいところにおまんじゅう屋が」



芭「すみませ〜ん、おまんじゅう一つ下さい」



店「はいよ、一つ100円ね」



芭「えーと、財布財布ー…」



芭(…ない!?)



バタバタバタ



芭(あれ?ない?ない!?)



店「お客さんもしかしてお金ないの?」



芭「い、いやそんなはずは…」



曽「何やってるんですか、芭蕉さん」



芭「そ、曽良君!?何でここにいるの?」



曽「準備が終わったので散歩です」



芭「あ、そうだったんだ…ってそれより曽良君!私の財布見なかった?」



曽「財布?あぁ、それなら今持っていますよ」



芭「本当!よかったーすられちゃったのかと思ってたからさ」



芭「じゃあ、はい!財布ちょうだい」



曽「…」



芭「曽良君?」



曽「まさかただで渡すとか思ってないですよね?お礼とかしてください」



芭「え?財布届けに来てくれたんじゃ…」



曽「では、財布は渡しますので中身はもらいますね」



芭「わ、分かったよ!おまんじゅう奢るから!奢るから財布返して!」



曽「まんじゅう以外も奢って下さい」



芭「ずうずうしいな君…まぁ仕方ないか……」


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店「まいど」



芭「…で、曽良君他に何が欲しいの?」



曽「そうですね、手始めにあの射的がやりたいです」



芭「…食べ物じゃないの?」



芭「そして、え?手始め…?」



芭「曽良君いったい私にいくら払わせるの……?」






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よく見る縁日みたいな感じです。(たぶん)
お金の単位は分からなかったのでテキトウに決めました…


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曽良君はさりげなく芭蕉さんに優しいところがいい。
そして照れ隠し、もしくは気づかせないために罵ったり暴力振ったり…で最終的には曽良君が楽しくなっちゃってやってたりするんだね、きっと()

そしておまけ(?)に少しばかり続く
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