銀魂夢小説

□2人の実力
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〈夏目線〉
 零「死ねぇ!」片「お嬢ちゃん、どうしたんだい!?」零「なんなの!?将ちゃん来てないって、どういうこと!?」
 片「落ち着けェ。仕方ねェことなんだ。」そ「兄様の代わりに、私がきました。」
 夏「そよ姫!お久しぶりですね!」零「ちょお、聞いてよマージーぃ。あり得ないんですけどぉー!」
 総「っは!!」審「退け、終了!」土「……。」
総悟と、土方が、黙礼をし、スッと後ろに下がる。
 審判が、しっかりとした声で、私と零香の名前が呼ばれる。
いきなりの女性の名前に、ざわざわと声が漏れた。
 夏「行きますか。」幕「定定様!!まだ試合は、残っていますよ!」
 定「女の試合なんて、見る価値もありません。時間の無駄です。行きますよ。」
 カッと頭に血が上る。温室育ちのお坊ちゃまに、そんなことを言われるほど、甘い世界に生きた覚えはない。
 夏「その言葉、撤回しろよ?試合を見てから、そんなほざいた口を利け。」
 定「ほう。貴女は、自信がお有りのようだ。見て帰るとしますか。」
 スイッと元の場所に座り、早く始めろと言わんばかりに、無言の厳しく冷たい視線を送ってくる。
 審「はじめ!!」
始まりの声が聞こえても、私も夏も、動かない。
 息をするのもはばかられるこの場所。誰もが、緊迫した試合に見入ってしまう。
 夏「行くわよ!」零「……っ!」
私が、木刀を振り上げる。
 キッと視線を厳しくした零香は、体中から、殺気をほとばしらせた。
 ビリビリと、道場の空気を震わせ、冷たい汗が、背中を通った。
 夏「くっ……!!いっ!ぁあああっ!!!」零「っん!くっ……あぁあ!!」
 振り下ろした木刀は、軽く零香の肩をかすめる。痛みに顔を歪めながらも、着実に胴を打った。
 夏「へぇ。案の定、剣の腕は、鈍ってはいないみたいねぇ。」零「それだけを確かめるため…!?」
 驚いたような顔をする零香に、クスリと小さく微笑む。久しぶりに、零香と刀を交え、幸せだった。
 ?「ちょっと待て。俺とも、勝負しろ。」
                       2話 END
〈呟き〉
 お前誰ですかぁぁぁ!?
すみません、今日から、中間テストなので、しばらく失礼しまぁす!!!
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