銀魂夢小説

□Loveな生活
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〈夏目線〉
 登「ヘイ。らっしゃ〜いっ!」お登勢さんは、朝から元気だな…。私、清羅夏は、ぼんやりとそんなことを考える。
 夏「そういえば、たまちゃ…た「ヘイッらっしぃゃぁっいぃぃぃ!」もっと元気だった…。」
 妙「もうみんなったら…。ヘェイッぅらっしぃゃぁあああああいぃ!!!」夏「いや、うるせーよ!」
 やれやれ…。このメンバーといると、飽きることがない。ふと窓の外を眺めると、道を挟んだ真ん前に店が建ち始めていた。
 夏「あれ、何が建つの?」近くにいたお登勢さんに聞く。
 登「あたしゃ知らないよ。気になったんなら、聞いてくればいい。ついでにタバコも買ってきとくれ。」
 ハイハイと言い、店を出る。そして一人店を見上げる女に、声をかけた。
 夏「あの〜。」?「は?」くるりと振り返った女は、面倒臭げに顔をあげる。
 夏「え…?あれ……。」どこかで見たことのある顔に、首を傾げる。私の前の女も、同じように思い出そうとする顔つきになった。
 ?「…な…つ…?」思わず息を飲んでしまう。
 夏「零香…!」ずっと探していた幼なじみに会えた。
零香は、そんな私を見て、ニコッと笑った。
   『ピーポーピーポーピーポーピーポー』
 夏・零香「え?」
?「おーい、そこの女共二人〜!刀所持で逮捕いたしやーす。」
 夏「総悟!」聞き慣れた声に反応して、思わず声を上げる。
 総「あれ?夏じゃねーですかィ。…その女誰でィ。」総悟が車の中から話しかけてくる。
 夏・零香「友達。」まさかハモるとは思っていなかったので、驚いたように零香を見る。ニヤッと笑う零香に笑い返しつつふと思う。
  ……あの頃に、戻れたみたい…。
 零香「よろしく、夏。」差し出された手をしっかりと握り、私は、もう二度とこの手を離さないと心に決めた。

                       1話 END
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