secret me
□secret 3
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日本に来て1週間が経った。
仕事に追われ初めての休み。
この街でも探索してみるかと早い時間から外に出る。
少し歩くと前から見覚えのある少年と高校生位の女の子が手を繋いで歩いて来た。
間違いなく…江戸川コナンだ。
向こうも私に気づいたようで声を掛けてくる。
「あっ、この前のお姉さん!」
無邪気な顔で手を振ってくる。
『あれ??君は確かこの前の毛利さんの所の子だよね?』
「そうだよ!僕、江戸川コナンって言うんだ!お姉さんは?」
『私は篠宮優愛だよ!宜しくね!』
そう言うと隣の子が
「私は毛利蘭って言います。毛利小五郎の娘です!」
「お姉さん今日はお仕事お休みなの?」
『えぇ…今日は休みだからこの辺を散策しているの。私、1週間前まで海外にいたから』
「へぇー優愛さん海外にいたんですか?ちなみにお仕事って??」
そう蘭さんが聞いてきたので
『私は海外にいる時はドイツで医学の勉強をして医師になってそれから日本で検視官をするために来たんですよ。』
「へぇ…優愛姉ちゃん検視官だったんだ!だからこの前事件現場にいたんだね!」
『そうよ。それが私の仕事だから。』
そう告げるとコナンくんは私のことをじっと見ていた。
「あの…もしよかったらお昼ご一緒しませんか?」
『いいですよ。そろそろお昼の時間ですしね。コナンくんご一緒してもいいかしら?』
「うん!!ねぇ、蘭姉ちゃん…ポアロにしない??」
…ポアロ??
「そうね!あっ優愛さん。家の下の喫茶店なんですがそこでもいいですか?」
『はい、じゃあそこで。』